2008/06/04

Hoodoo Man Blues – Junior Wells

Posted in CD tagged @ 9:35 pm by Yuki

言わずと知れた、ジュニア・ウェルズ (Junior Wells) の名盤。ハーモニカ・プレイヤーに限らず、ブルースを演奏する人にとっては、マストな一枚と言ってもいいのではないでしょうか。

私はがんがん弾き倒す (ハーモニカだと 「吹き倒す」 とか 「吸い倒す」 と言うのが正しいのでしょうか?) ブルース・プレイヤーというのは好きではありません。ジェイソン・リッチ (Jason Ricci) などは大好きですが、彼はあくまで例外で、普段はたっぷりと間を空けて演奏されるブルースを好みます。ジュニア・ウェルズは、センスが良くて、味があって、決して吹き過ぎない (吸い過ぎない) ところが大好きなプレイヤーです。ギターのバディ・ガイ (Buddy Guy) は、ジュニア・ウェルズの他のアルバムにも参加していますが、私はこの二人のかもし出す音楽がとても好きです。

あまり語られることはないようですが、アルバムのタイトルにもなっている “Hoodoo Man Blues” は、サニー・ボーイ・ウィリアムソン 一世 (Sonny Boy Williamson I) の “Hoodoo Hoodoo” をカヴァーした曲です。”Good Morning Schoolgirl” や “Early in the Morning” なども、 サニー・ボーイ一世のカヴァー。(サニー・ボーイニ世の影に隠れて、正当な評価がされない傾向にあるサニー・ボーイ一世については、後日改めて書きたいと思います。)
ビッグ・ママ・ソーントン (Big Mama Thornton) の歌った “Hound Dog” や、エルモア・ジェイムズ (Elmore James) の “Look on Yonder Wall” のカヴァーにしてもそうですが、オリジナル曲を尊重しつつ、センスよく自分のものにして行く、ジュニア・ウェルズのアレンジ力は素晴らしいです。