2008/10/04
Adam Gussow のワークショップ - その2
ハーピストであり、大学の教授であり、作家でもあるアダム・ガッソー (Adam Gussow)。特に有名なのは、150本にも及ぶ、YouTube でのハーモニカ・レッスン。無料でこんなことをしてしまうなんて、彼のハーモニカに対する情熱には頭が下がります。この YouTube のレッスンに影響を受けたプレイヤーも多いはずです。
YouTube を見た感じでは、かなりハイテンションな人というイメージが強くて、旅行中でまったりとしていた私は、「どうしよう。あのテンションについていけるかしら」 とちょっと心配しつつ、ワークショップに参加しました。案の定、ジョークをとばしながらテンション高めでワークショップを進めるアダム。しかし、その後みんなで食事に行ったのですが (こういう機会があるのも、ワークショップに参加するメリットであります)、その時は打って変わって、真面目そうな紳士という感じでした。YouTube では、ぜんぜん大学の教授っぽくない!と思っていたのですが、この時は、教授という肩書きがぴったりくるなあ、と思ったのであります。
さて、ワークショップですが、参加者は25人ほど。ひとりひとり演奏する場面はなく、演奏する時は全員一緒でした。私は、どちらかというと、ひとりずつ順番が回ってくるワークショップの方が、他の人の演奏も聞けるし、自分の演奏の改善点も良く見えて好きなので (緊張しますけど)、それはちょっと残念だったのですが、たぶん時間の配分を考慮してのことだったと思います。2時間という短い時間の中で、25人ひとりひとり演奏させて指導する時間の余裕はないので、仕方ないですね。身体の動かし方とか、テンポをキープする練習だとか、全員で一斉に行える練習をうまく取り入れたワークショップだったと思います。
何より、1メートルくらいの至近距離でアダムの演奏を聞くことができたことが、一番の収穫でした。
次回はアダムのマスター・クラスについて書きたいと思います。
関連記事
>Adam Gussow のワークショップ - その1
>Adam Gussow のマスター・クラス
>Adam Gussow のコンサート
>Adam Gussow のコンサート (おまけ)
たいじ said,
2008/10/04 @ 1:31 pm
初めまして。いつも楽しく拝見しています。
アダムさんのYouTubeのレッスンは、憧れの曲、”Whammer Jammer”を覚えたくて、練習の時に何度も見ています。ブルースハープのビギナーで、おまけに英語も分かりませんが、アダムさんのあふれんばかりの情熱は、そうした壁を突き抜けちゃいますね。本当にありがたいです。
マスター・クラスの記事も、楽しみにしています。
風邪とのことですが、お大事にして下さい。
Yuki said,
2008/10/04 @ 9:46 pm
>たいじさん
初めまして!ようこそいらっしゃいました!
ハーピストの方からコメントをいただくのは、いつでもとてもうれしいです。風邪がなかなか治り切らなくて落ちこみ気味だったのですが、元気が出ました!ありがとうございます。
”Whammer Jammer”、かっこいいですよね。アダムもあのビデオの中で、この曲こそが自分がハープを始めたきっかけだと言っていましたよね。
また気楽に遊びにいらして下さいね!
k-sk said,
2008/10/05 @ 2:15 am
おひさしぶりです。
だんだんと底冷えする季節になったので、ご自愛を。
・・・って、思いっきり京都な感じで書いてみましたが、Yukiさんは日本にいないのだから季節感が全然違うことに気づきました。インターネットは、距離感を完全に狂わせてしまうものですね。
Adam Gussowが「教授という肩書きがぴったりくる紳士」とは・・・(←とても失礼)
勝手に「おもろいおっちゃん」やと思ってました。
ちなみに僕もひとりずつ順番が回ってくるワークショップの方が好きですね。
あの緊張感と、「どうせ僕が、ちょっぴり(?)みんなより下手でもみんな関心がないよね」という開き直り。あの絶妙なバランスが好きです。お互いに刺激しあうことも多いですしね。
では、お大事に。
Yuki said,
2008/10/05 @ 10:17 am
>k-skさん
こんにちは!
京都にお住まいなのですね。これから紅葉が美しい時期でしょうか。いいなあ、日本の秋。
アダムは YouTube では、「おもろいおっちゃん」 ですよね~。ワークショップやマスター・クラスでは正にそんな感じだったので、教える時はエンターテイナー化する人なのかなあ、と思いました。もしくは、ハーモニカの話をすると興奮してハイテンションになる人なのかもしれません。