2008/10/16

踊るビッグ・ウォルター

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , @ 9:50 pm by Yuki

先日、私の大好きなビッグ・ウォルターの映像について触れましたが (>ブルース・ハープ界の色男たち)、もうひとつすごく好きなビッグ・ウォルターの映像があるので、今日はそれを紹介します。先日と同じく “American Folk Blues Festivel” からのシーンで、ビッグ・ママ・ソーントン (Big Mama Thornton)、ビッグウォルター、J.B. ルノアー(J.B. Lenoir)、ドクター・ロス (Dr. Ross)、ジョン・リー・フッカー (John Lee Hooker) という豪華な顔ぶれがハーモニカを順繰りに吹くジャム・セッションの模様です。

Down Home Shakedown

ビッグ・ウォルターは、まあ当たり前ですが、さすがに際立って上手いですね。ドクター・ロスの音色もいい。ビッグママはいつ見てもすごい迫力。うちには “Gunsmoke Blues” というDVDがあって、そこでも彼女はジョージ・スミスと睨み合ったり、マディとマイクロフォンを奪い合ったりしているのですが、こんなことができるのは女性でも男性でもこの人しかいないような気がします。

このジャムを見ていておもしろいと思ったのは、自分のソロを終えて次の人にバトンタッチするのが、12bar の終わりだとは限らないということです。例えば、6小節目でソロを終えて次の人は7小節目から始める、というようなことが3回ほどあります。これは見ていてすごく興味深かったです。それから、バンドもやっぱり上手いですね。ドクター・ロスからジョン・リーに渡ったところでは、12小節のところが11小節になったりもしていますが、それでもぐだぐだになったりしないのは、自分以外のプレイヤーが何をやっているかを、全員がきちんと聞いているからだと思います。

そして、何といってもこの映像で注目すべきは、ノリノリですごく楽しそうに踊るビッグ・ウォルター。4:18 あたりで、ハーモニカを吹きながら後退する姿も見どころ。こんなウォルターは他では見たことがないので、なんだかこちらまでうれしくなってしまいます。しかも、踊る姿がすごく様になっていて素敵。こういうのを見ると、「生まれた時からブルースを聞いて育ってきた人は違うなあ」 と思わずにはいられません。

ウォルター様。そんなに優雅に踊らないで下さい。好きになってしまうじゃないの。ああ、一緒に踊りたい。向かい合って、見つめ合って、微笑み合って踊りたい、、、って、今日はまともな記事を書くと予告したんでしたね。あほモードに入ってきたので、この辺で切り上げます。明日こそは!

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