2010/01/25

大野木一彦ブルースバンド

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:35 am by Yuki

京都にお住まいのブルース・ハーピスト、大野木一彦さんのバンドのCDです。日本からはるばる送っていただきました。大野木さん、ありがとうございます。そしてCDのリリースおめでとうございます!

ごりごりのシカゴ・ブルースを演奏される方、というイメージをなんとなく勝手に (理由は不明。) 持っていたのですが、CDを聞いてみるとウェスト・コースト・スタイルのスウィンギーな曲が多くて、これまた勝手に驚いてしまったのでした。往年のビッグ・プレイヤー達の演奏をしっかりと学ばれたであろうことはもちろんですが、その他にミッチ・カシュマー (Mitch Kashmar) なんかの影響も受けているのかなあなどと思いました。演奏は一言で言うと、”tasteful”。日本語だと 「センスが良い」 という感じでしょうか?音のチョイス、音のシェイプの仕方、バンド全体のサウンドなど、いちいちセンスが良いのです。

私は日本のプレイヤーはあまり知らないのですが、こういう素晴らしい演奏をする方がいるんだなあと思うと、嬉しくなってしまいます。大野木さんは京都を中心にライブ活動やレッスンを行われているので、機会のある方はぜひ足を運びましょう。これはハーモニカに限ったことではないですが、生で良い音を聞く機会が多いと、上達するのがぐっと早くなると実感する今日この頃であります。
>NOGIOH.COM

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2010/01/17

Nick Curran

Posted in ハーモニカ以外 tagged @ 11:25 am by Yuki

最近話題になっていた、ちょっとショックなニュース。ギタリストのニック・カーランが、舌の癌を患っていると診断され、2ヶ月ほど療養期間を取るそうです。完治が見込まれていることで、まあちょっと安心ですが、それにしてもショック・・・。まだ33歳ですよ。うちは癌家系なので、こういう話は人事じゃないんですよね・・・。絶対によくなって早く復帰してほしいと心から願っています。

彼の作品は 「ロックン・ロール最高!!」 という気持ちがあふれまくっていて好きなのですが、やはり私にとってはニックはブルースのセッション・プレイヤーというイメージの方が強いです。数年前に、キム・ウィルソン (Kim WIlson) 率いるファビュラス・サンダーバーズ (The Fabulous Thunderbirds) のライブで演奏している彼を見ましたが、その時の姿は本当に格好がよかった。ゲイリー・プリミチ (Gary Primich) なんかとも演奏していて、私はこのクリップがすごく好きです。
The Late Great Gary Primich 4/20/1958 – 9/23/2007 RIP

MySpace では、かっこいいロックン・ロールが聞けます。
NICK CURRAN & the LOWLIFES (MySpace)

もちろん現代では 癌は 「治る病気」 でもありますが、それでもやはり心配です。どうかどうか、よくなりますように!

2010/01/01

猛虎 ジェイソン・リッチ

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 8:00 pm by Yuki

全国のハープおたくの皆様、あけましておめでとうございます!最近すっかり更新が遅れ、内容も薄くなりがちなこのブログですが、細々と続けていく予定ですので、これからもよろしくお願いいたします。

さて、今年は寅年。寅年生まれのハーピストには、サニー・ボーイ一世 (Sonny Boy I) や トム・ボール (Tom Ball) などがいますが (詳しくは過去記事>ハーピストの干支)、今日は1974年生まれの革命児、ジェイソン・リッチ (Jason Ricci) を取り上げたいと思います。

1974年の寅年は甲寅 (きのえとら) というのだそうな。ネットで検索したら、甲寅の人の性格についての説明があって (>寅年の特徴) これがなかなかおもしろいのです。

この生まれの人は、猛虎といいます。勢いの良い虎です。調子に乗りやすく、勢いが良いために空威張りになりがちです。人の先に立って物事をやりたがります。その為、人の為に奔走して、自分の仕事がお留守になり、損する事があります。負けず嫌いから、協同的な仕事が苦手な人です。人に批評されたりすると不機嫌になる事が多い。住居は変化が多い方です。若い時、人気があり、縁談も幸運です。

「猛虎」 とか 「勢いの良い虎」 とか 「人の先に立って物事をやりたがる」 とか 「若い時人気がある」 とか、ジェイソンのイメージにぴったりですね。人がよさそうなので、「人の為に奔走して、自分の仕事がお留守になり、損する事がある」 というのもすごくあり得そう。実は私はジェイソンと同じこの甲寅なのですが、「調子に乗りやすい」、「負けず嫌い」、「共同的な仕事が苦手」、「人に批評されたりすると不機嫌になる」、「住居は変化が多い」 などなど、かなり当たっていて笑いました。私は占いなどを信じるタイプではないのですが、たまにこういうのを読んでみるのは楽しいものです。

ジェイソンは去年、ウォルター・トラウト (Walter Trout) と共にイギリスをツアーする予定だったのですが、ジェイソンのツアーへの参加が土壇場ですべてキャンセルとなり、イギリスのハープおたく達 (私を含む) を悲嘆にくれさせたのでした。ジェイソンは、理由を詳しく語ることはできないと言っていましたが、ウォルターの事務所からちょっとひどい扱いを受けたようでした。ジェイソンもウォルターも素晴らしいミュージシャンですし、私はこの二人が一緒にする演奏はすごく好きなので、とても残念。良い友達で、演奏の息が合う二人が、「一緒に良い音楽を作り上げたい」 思うのはとても単純なことのようですが、そんな単純なことが、事務所などのビジネスがかかわることで、複雑になってしまうんだなあ、とちょっと切なくなったりもしました (ジェイソンは、今回のことはウォルター自身のせいではないと言っていました)。私も、ジェイソンのような大きなダメージがあるわけではないですが、純粋に 「大好きなもの」 であるはずの音楽が 「仕事」 になることによって、ジレンマが生じることはよくあります。

Walter Trout /Jason Ricci I got A feeling Ottawa Bluesfest 08

クリップは、ウォルター・トラウトのバンドと共演するジェイソン・リッチ。ジェイソンはイントロとソロでは比較的トラディショナルな演奏をしていて、これがめちゃくちゃかっこいい。そして、曲の終わり、ギターとの掛け合いでは、「ジェイソン節」 が炸裂します。

2010年が、ジェイソンにとって、更に実りの多い年となるといいなと思います。そして、皆さんにとって、良い年となりますように。