2010/02/12
Blue Valentine – Tom Waits
トム・ウェイツを初めて聞いたのは、高校時代。ラジオでかかっていた “Somewhere” を聞いて、衝撃を受けました。この曲はミュージカル 「ウェスト・サイド物語」 からの一曲ですが、トム・ウェイツが歌うと本当に心に響きます。
>TOM WAITS SOMEWHERE FROM WESTSIDE STORY
以来、この曲が入ったアルバム “Blue Valentine” は私のお気に入りとなりました。
今日はバレンタインズ・デーが近いということで、このアルバムを締めくくる曲であり、タイトル曲でもある “Blue Valentine” をアップしたいと思います。ビデオはあまりセンスが良いとは言えませんが、他に見つからなかったので。
過去に犯した罪から逃げる男。それを思い出させるために、「ブルー・バレンタイン」 を送る女。ううー。ヘビーですねー。ウィスキー飲みたくなっちゃいますね。しかし現実的な重さはあまりなくて、なんとなく映画を見ているような安心感もあります。トム・ウェイツの曲はストーリー性のあるものが多いですが、この曲も聞いていてどんどん想像が膨らんでいきます。名前を変えてまで逃げたくなるような過ち・・・。一体何をやらかしたんでしょうね?こういうのは高校時代は想像するだけでしたが、今ならちょっとわかるかな。まあ、人生色々ありますね。
今年はブルーなバレンタインズ・デーになりそう・・・という方は、トム・ウェイツを聞きながらウィスキーを飲んで、どっぷり浸るのも良いかもしれません (笑)。
TO said,
2010/02/12 @ 4:41 pm
Tom Waitsっーと、僕なんかは、<Walzing Matilda>とか<Piano Has Been Drinking>なんかを思い出しますね。はは、歳が割れますね?
ちょっと、アバンギャルドでパンクっぽいニュアンスもあって、面白いミュージシャンであります。
俳優でも異色の雰囲気を出してましたが、最近も映画に出てるのかな?
ところで、彼は余り酒は飲まないそうです…。
オギ
Yuki said,
2010/02/12 @ 11:17 pm
>オギさん
彼の “Walzing Matilda” の印象は、私の中でもやはり強いです。
トム・ウェイツが出ている一番最近の映画で私が見たものは、ジム・ジャームッシュの 「コーヒー&シガレッツ」 ですが、その後もいくつか出ているみたいですね。
トム・ウェイツが酒を飲まないというのは、シルヴェスター・スタローンが名門の出身だというのと、ちょっと似ている気がします (違)。
Noginogi said,
2010/02/13 @ 5:09 am
こんにちは。僕が一番好きなトムのアルバムは、セカンドの「Heart of Saturday Night」ですが、ブルー・ヴァレンタインもよく聴きました。表題作や「Christmas Card From A Hooker In Minneapolis 」の歌詞を読んで、ハードボイルド小説みたい!と大ショックを受けました。この人はデビューから志向が、「語り手」「俳優」ぽいですね。タップを踊ったりはしませんが、ヴォードビリアンの雰囲気もあって今でも時々聴きます。この人のピアノも好きなんですが、ピアニストから見てどうなんですかね?
Yuki said,
2010/02/13 @ 11:16 am
>大野木さん
こんにちは。
トム・ウェイツは、生で見たことはありませんが、ライブ映像などを見ると一人芝居みたいでおもしろいですよね。
“Christmas Card From A Hooker In Minneapolis” は、今でも聞くたびに、「やられた!」 と思います。
彼のピアノは、独特の魅力がありますね。ソフィスティケイトされた演奏ではないですが、ぼろんぼろんと心に響きます。大好きです。