2011/10/21

踊りのすゝめ

Posted in ハーモニカ以外 @ 10:54 pm by Yuki

先日、友人の誕生日パーティーにお呼ばれしました。ハウスパーティーだったのですが、音楽関係の人だけあって、バンドの生演奏あり、DJありで自宅がクラブ化するという、なんとも賑やかな楽しいパーティーでございました。バンドの演奏も良かったのですが、DJがまた素晴らしかった。ソウル中心で、R&B、ロックンロール、ファンクなどを織りまぜた選曲。これはもう踊るしかないです。私は現在、体調管理のため禁酒中なのですが、楽しい音楽のおかげでお酒がなくてもすっかりハイになってしまいました。音楽+お酒という組み合わせはすごく好きですが、「良い音楽があればドラッグなんていらないよなあ」と思うことが多いのもまた事実。お酒が入らないと人前では踊れない夫(恥ずかしがり屋さんなんです。)には、「素面でよくそんなに踊りまくれるもんだ」と呆れられていた気がしますが、それはさておき。

そんなわけで何とも楽しい一夜だったのですが、音楽に合わせて踊ってみるというのは、ミュージシャンにとって大切なことなのではないかと改めて感じた気がします。ソウルもR&Bもロックンロールもファンクも、どれもバックビートが基本の音楽ですけれども、そのグルーヴは曲によって違います。前の拍から次の拍へ流れるようなグルーヴの曲もあれば、バックビートにビシッと切れの良い重みが来る曲もあり、全部の拍がぼんぼんぼんぼんと弾んで思わずお尻が浮いちゃうような曲もあり。曲中でグルーブが変わるということもよくありますね。音楽を身体のどの部分でどう感じてどう表現するか、というのはやっぱり大切な気がします。以前、「動きがかっこいいハーピスト番付」という企画をやったことがありますが、上手い人は音楽をしっかりと身体で感じているんですよね。何も、上手に踊れなくったっていいんです。人前で踊るのはどうも苦手という方は、おうちで大好きな音楽をかけて思いっきり踊ってみてはいかがでしょうか。

それでは、先日のパーティーでやたらと盛り上がっていたこの曲を最後に。Let’s dance!
Wild Cherry – Play That Funky Music White Boy

2011/10/11

Nina Hagen

Posted in ハーモニカ以外 tagged @ 1:02 pm by Yuki

パンク/ニューウェイヴの人ですが、大好きなミュージシャンなので、今日はニーナ・ハーゲンです。

ニーナ・ハーゲンといえば、奇抜なファッションとパフォーマンスで有名なのですが、この曲はすごくソウルフル。こんなふうに普通のメイクと服で、正統派に踊って歌う彼女の姿はとても珍しいような気がします。でも私、このクリップすごく好きなんですよ。かわいくてセクシーでパワフルでかっこいい。私が男だったら絶対に惚れてる。何度見ても飽きません。この曲、当時はただのラブソングだと思っていたのですが、改めて聞いてみるともっと深い歌詞だったんですね。

Nina Hagen – Hold Me

でもこのクリップはやっぱりニーナ・ハーゲンとしてはちょっと異例です。何しろこういうのが普通の人ですから(笑)。

Nina Hagen – New York New York

もう、ニーナ最高。オペラ的な歌唱法を取り入れるというのが彼女のヴォーカル・スタイルの特徴のひとつですが、この”New York New York”でも一部オペラぽっく歌っています。

好きなアルバムはたくさんありますが、前述の”Hold Me”が入った”Nina Hagen”は最初から最後までかっこいいです。比較的ロック色が強くてポップなので、初心者でも入りやすいのではないかと思います。

このアルバム、ジャニス・ジョプリンの”Move Over”のカヴァーから始まり、しょっぱなからインパクトあります。ニーナの歌はもちろん良いし、バンド・サウンドもかっこいい。ニーナは若い頃、ジャニス・ジョプリンやジェイムズ・ブラウン、ティナ・ターナーなどのカヴァーを好んでしていたそうです。初めに紹介した”Hold Me”を聞いても、その感じが伝わってくると感じます。

Nina Hagen – Mover Over

エルヴィス・プレスリーで有名な”Viva Las Vegas”なんかも入っていて、これがまたかっこいいです。この曲のこのヴァージョン、大好き!ロックだぜい!!

Nina Hagen – Viva Las Vegas

アルバムを閉めるのが、ご存知シューベルトの『アヴェ・マリア』というのも憎い。

Nina Hagen – Ave Maria

幼い頃はオペラの神童と言われた彼女(この曲はオペラではありませんが、クラシックの名曲です)。ドイツ人(シューベルトの歌曲はそのほとんどがドイツ語。)、そして声楽のトレーニングをしっかり受けたことのある彼女ならではの成せる技だと思います。

数年前には、ビッグ・バンドをバックにジャズ・スタンダードを歌っています。こういうのをジャズとして好きかどうかというのは別として(私はなかなか好きですが。)、やはり歌唱力はあるなあと思います。ちょっと前に、日本のアイドル(という言い方はもうしないの?)がジャズを歌っているのを見て愕然としたのですが、それとは格が違います。

Nina Hagen – The Lady Is A Tramp

いい男について書くのは楽しいですが、いい女について書くのもまた楽しいですね。そのうち、ブルースのいい女特集もやってみたいです。

2011/10/03

キムなしの一年

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , , , , @ 1:39 pm by Yuki

毎年イギリスにツアーで来ていた Fabulous Thunderbirds。今年は来ないみたいです・・・。いえね、7月に来るというスケジュールはあったのですが、キャンセルになりました(泣)。サンダーバーズが来ないということは、どういうことかと言いますと、ええとつまり、今年はキムのみならず、私のベース・アイドルであるランディ・バミューデスも観られない!!!ということです。おろろーん(号泣)。

これは私にとって非常に悲しいお知らせだったのですが、10月にフランスとベルギーのブルース・フェスティバルに、キムが Kim Wilson Blues All-Stars として参加するということだったので、なんとか仕事の都合をつけてそれに行こう!という計画を立てていたのです。ご存知の通り、キムは Fabulous Thunderbirds とは別に、Kim Wilson Blues All-Stars というブルースを中心に演奏するバンド・プロジェクトも行っていますよね。ブルース・ファンの方なら、「キム・ウィルソンを観るなら、サンダーバーズではなくてブルース・オールスターズで観たい」という方も少なくないのではないかと思います。 私も正直なところ、キムだけに関してならば(つまり、ランディや数年前までサンダーバーズで演っていたカーク・フレッチャーやニック・カランなど、キム以外のお目当てのプレイヤーを考慮しなければ、ということですが。)、できればブルース・オールスターズで観たい。しかも現ドラマーは、私の大好きなリチャード・イネス(Richard Innes)。

これは観たい。何としてでも観たい。彼のドラムって、何ていうかこう、ダイレクトにハートに響くんですよね。特にバックビート(2拍目と4拍目)がスパッスパッと心に響きます。(これは上手いブルース・ドラマーに共通するもので、ウィリー・スミスなんかがその良い例だと私なんかは思うのですが。)更に、このリチャード・イネスに加えて、ベースはあのラリー・テイラー(Larry Taylor)。このリズム・セクションで演奏するキム・ウィルソン。これはぜひ観たいじゃあないですか。

しかしですね、なんとこれもキャンセルとなりました。ということで、今年はキムなしの一年となりそうです(泣)。のをあある(萩原朔太郎風に号泣)。噂で聞いたところによると、キムは今年、ちょっと深刻な健康上の問題があったそうなので、そのせいかなあ・・・なんて心配したりもして。アメリカ国内ではツアーも行っているので、まあ元気そうですし、あくまで噂話ですので、みなさん本気にしないでくださいね。でもその噂はさておき、やはりいい歳であることは事実なので、キム兄には体に気をつけて、ずっと元気でハープを吹き続けてもらいたいものだと思います。

そんな願いを込めて、今日は “Tigerman” のクリップで閉めたいと思います。前述のリチャード・イネスとラリー・テイラーに加え、ジュニア・ワトソン、ラスティ・ジン、ジーン・テイラーという錚々たる顔ぶれ。

Kim Wilson – 1993 – “Tigerman”