2012/01/16

プレイフル・ドラゴン

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 12:39 pm by Yuki

今年はもうちょっとマメに更新しようと思っていたのに、すっかり久しぶりのブログとなってしまいました。新年からこれですよ、まったく。

先日、電話に出たら、いきなり 「どわわわわわわ」 というハーモニカの音 (コードのトレモロ) が聞こえてきました。また夫がしょうもないことして・・・と思っていたら、夫からではなくてオランダの友人からでした。もう良い歳 (70代) なのに、子供みたいに人生を楽しんでいるこの友人が、私は大好きです。彼と奥さんを見ているといつも、歳はこんなふうに取りたいものだと思います。去年は会えなかったので、今年はぜひ遊びにおいで!というお誘いを受けました。会いたいと思う友人、会いたいと思っていてくれる友人がいるのはありがたいこと。音楽を通して知り合った人には、様々な国籍や年代の人がいて、そういう面でも音楽をやっていて良かったなあと思うことが多いです。

さて、前置きが長くなりましたが、今日は新年恒例となった、「ハーピストの干支」 です。1月もすっかり半ばを過ぎて、今更という感じも否めませんが、お暇な方はおつきあいくださいませ。

辰年のハーピストは、Paul deLay。

彼のハーモニカは、遊び心があって、なんとも楽しい!

The Paul deLay Band – Harpoon Man

聴いているとついつい微笑んだり、吹き出したりしてしまいます。上の曲はブルーグラスっぽい曲調だからということもあるかと思いますが、次のようなダウンホーム調の曲でも遊び心がいっぱいです。こちらの方の演奏はちょっとビッグ・ウォルターっぽい音質とアプローチですが、でもやっぱり聞こえてくるのはディレイ節。

Paul deLay – “Keep On Drinkin” (Back In The Day)

ポール・ディレイに限らず、一流のプレイヤーの演奏には、どこか遊び心が感じられることが多いと思います。リトル・ウォルターにしろ、ビッグ・ウォルターにしろ、サニー・ボーイズにしろ・・・。それから何といっても、ジェームズ・コットン。現役のプレイヤー (コットンも現役ですが。) でも遊び心を持った人はたくさんいますが、特に私を笑わせてくれるのは、リック・エストリン。ポール・ディレイにももっと長生きしてほしかったですね。

やっぱり音楽は楽しくなくちゃ、です。

4件のコメント »

  1. 森のなかま said,

    必要以上に集中してテンパッって「これ何よ?」とご破算になってしまったりする事もしばしば。。

    でも、力が抜けてきて緩急つけられるようになってくると「あぁ、やっぱり楽しいんだよなぁ」と思うような事も稀にあるようになりました(笑)。。

    楽しんでる人や音楽に会うと、こっちも楽しくなりますね。

    P.S.
    動いているクリップ(笑)も見てみましたけど、楽しんでましたよ〜。

  2. Yuki said,

    >森のなかまさん

    楽しければそれでいいのか、というとそれはやっぱり違うと思いますし、その辺のバランスが難しいところですね。

    ポール・ディレイのアドリブは「え、そこ、そう来るの?」と意表を突かれることが多くて、ついつい笑ってしまいます。楽しいですね。

  3. BLANKA said,

    はじめまして。英国でBluesをされているのですね。私も仕事で英国に住んでいます。学生の時はバンドでベースを弾いていましたが、長いことバンドで弾いてませんでした。最近、どうしても大きな音を出したくなって、こちらでメンバーを探して、Bluesなどを始めたところです(まだメンバー探し中ですが)。 James Cotton Band、いいですよね~。James Cottonのハープもですが、Charles Calmeseのベースがたまらんです。

    • Yuki said,

      >BLANKAさん

      はじめまして。コメントありがとうございます。
      Charles Calmese、かっこいいですね。
      バンド、うまく行くといいですね。マイペースでやっていますが、よかったらまた遊びにいらしてください!


Yuki への返信 コメントをキャンセル