2012/02/04

インナー・ジャム

Posted in テクニック, ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 10:29 pm by Yuki

昨日は節分でしたね。みなさん楽しく豆撒きをされましたでしょうか?私は鬼役をした夫の熱演っぷりがおかしくておかしくて、床に崩れ落ちて暫し大爆笑いたしました。あー、お腹痛かった。

さて今日は、この頃私が練習に使っている、ジェイソン・リッチ (Jason Ricci) の練習方のビデオです。リズム奏法とアドリブを交互に吹くという、まあブルース・ハープの基礎のようなものですが、実はなかなか難しかったりします。でもできるようになってくるとすごく楽しい。ハーモニカってちょっと、一人で練習すると行き詰まるところがありませんか?ピアノは、ベース、ドラム、バッキング、ソロ、ホーンセクションなどのパートを一人で全て演奏するようなものですから、音楽的に色々と展開の仕様があるのですが、ハーモニカは、私なんかのレベルだと、楽しんで創作的に練習するということが難しく感じられる時があります。スケールやトレイン・リズム、ウォーキング・ベース、定番のリフやリックなどの基礎練習はもちろん大切だけれど、毎日そればっかりだとちょっと辛い。バッキング・トラックを使っての練習も役立つけれど、同じパターンの繰り返しでちょっと飽きてきた。コピーも楽しいけれど、やはりアドリブも上達したい。そんな思いを解決してくれたのが、この練習方です。自分でコンピングしながらソロを吹いて行く、”Inner Jam” というビデオのタイトルが正に相応しい演奏方。グルーヴにのせてアドリブを展開して行くこと、また、ただやみくもにアドリブするのではなく、演奏に構成を持たせることによって、「音楽を創っている」 という充実感が感じられます。私はジェイソンみたいに吹けるわけではないのでアドリブはマンネリ化しがちですが、たまーに、「お!今のはちょっと良かった!」 という演奏ができることがあると、練習がすごく楽しくなります。上手くできるようになると、この奏法は、ブルース・ハープの演奏をする上で、ものすごい強みになる気がします。リトル・ウォルターなんかも、バンドと演奏していても、そこには常に自身のリズムがありますよね。

How to Vamp for practice on harmonica. The Inner Jam

同じような内容のビデオがもう一本。こちらでは、リズムをキープすることの大切さと、アドリブの後、いつも同じタイミングでコンピングに戻ってくることの大切さを説いています。

Chordal Vamping (Harmonica) (Whammer Jammer intro) 004.

クラシックでもブルースでも、教えていると (私の本業はピアノ弾き。)、リズムやタイミングをキープするということの大切さを痛感することが多くあります。もしかしたら音色や音程よりも大切なのではないか思うことさえあります。例えば、音 (音程) を一つ間違って弾くことと、拍を一拍飛ばして弾くことのどちらが聞いている側にとって耳障りかというと、私は後者だと思うんです (もちろん例外はありますが)。それはなぜかというと、やはりリズムやタイミングというのは、音楽に秩序を持たせ、意味を持たせることの核となるものだからです。これががたがただと、その演奏は非常に聞き辛いものとなってしまいます。

まあ、そんな薀蓄はさておき、ジェイソン・リッチは大好きなプレイヤーの一人です。私は速吹きやオーヴァー・ブロウなどを駆使した演奏に取り立てて惹かれることはないのですが、ジェイソン・リッチは、「こんなふうに吹けたら気持ちいいだろうな」 と感じる数少ないテクニシャン系プレイヤー (という言い方も何だかしょうもないですが。) の一人です。

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