2012/02/17

The Mannish Boys – “Shake for Me”

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, CD tagged , @ 2:19 pm by Yuki

先日のバレンタインズ・デーは、夫婦で外でお食事をしました。庶民的なお店なのですが、特別な日ということでアペリティフにシャンパンなんかが出てきました。お酒は好きですが体質的にほんのちょっとしか飲めないので、ご飯食べる前の空腹時にシャンパンなんか飲んだら頭がぐーらぐーらしてしまいます。日本人にはアルコールを分解する酵素が足りない人が多いらしいですね。こっちの人で顔を赤くしてお酒を飲んでいる人というのは、まずほとんど見かけません。私は実はイギリスに来るまで、「強い弱いの個人差はあれど、お酒を飲んで赤くなったり動悸がしたりするのは普通のことだ」 と思っていました (爆)。

それはさておき、夫へのバレンタインのプレゼントとして、Mannish Boys の “Shake for Me” を贈りました。持っていなかったので、ぜひ聞きたかったCD (自分の聞きたいものを夫にプレゼントするという、うちではお決まりのパターン)。これがもう最高にかっこいいです。

まだざっと2回ほど通して聞いただけなのですが、それでもつっこみどころがたくさん。まず1曲目の “Too Tired” から、ニック・カランのギターにガツンとやられました。ニック・カラン最高!癌なんかに負けないで絶対に帰って来てほしいです。”The Bullet” の冒頭、カーク・フレッチャーのギターにもまたガツン。ソニー・ロリンズの “Tenor Madness” を引用しているところが楽しいです。それからやっぱり、アルバム全体を通してバンド・サウンドがかっこいいですね。特にすごいなあと思ったのは、”Hey Now”。ものすごくリラックスしてビハインド・ザ・ビートな感じなんですけど、間延びした感じやのろのろした感じは全くない。こういうのってなかなかできないです。ドラムは全曲ジミ・ボット。この方のドラムは気持ちが良くて、ビシバシ心に響きます。

そして、ハーモニカ・ブログの端くれとして特筆すべきはやはり、ロッド・ピアッツァの “Last Night”。先日、ポール・ディレイの記事で遊び心のある演奏について書きましたが、このロッドの演奏は遊び心の宝庫。イントロから思いっきり笑わせていただきました。リトル・ウォルターの演奏をまるまる (ウォルターの方が一音多い所もありますが。) コピーしたソロも楽しい。コピーでもロッドが吹けばこんなふうになるんだなあ。それからクロマティックに持ち替えて攻めるロッドおじさま。素敵でございます。ヴォーカリストをバッキングするロッドが聞けるのもうれしいですね。これがまた上手い。

Mannish Boys のアルバムって、いつもジャケット写真もかっこいいですね。