2013/08/12

ブローベンドの練習方

Posted in テクニック tagged , @ 10:13 pm by Yuki

テクニック的な面でも、メンタルな面でも、ジョー・フィリスコのワークショップで学んだことは数え知れませんが、実用的なことで役に立って助かったことの一つに、ブローベントの練習方があります。本当に目から鱗だったので、このブログで皆さんにおすそ分けです。既に知っている方もいるかも知れませんが、知らない方も多いと思うので。

ジョーが言うには、ブローベンドは「舌を押し上げてする」と勘違いされがちだけれど、実際はドローベンドと同じように舌は下がるのだそうです。

それを踏まえて、この舌が下がる感覚を確かめながら練習するために、まずDハープの6穴をドローベンドしてみます。音としては、BからBbにベンドすることになります。それからその時の身体の使い方を保つ様にしながら、Gハープの8穴をブローベントします。BからBb、先ほどと同じ音です。同じ要領で、Fハープの6穴をドローベンドしてから、Gハープの9穴も練習します。こちらは、DからDbとなります。この様に、ブローベントの練習をする時は、常にDハープとFハープをGハープと交換して確認しながらするように、とのことでした。

ドローベンドを力んでやっている場合は、まずそこを改善しないと難しいかもしれませんが、ドローベンドがリラックスしてきちんとできている場合は、この方法でブローベントもすぐにできるようになる(できかかっていた人の場合は改善される)と思います。

私は舌を押し上げていたわけではないのですが、タングブロックでのブローベントが(練習不足もあり)いまいちだったのです。でも、ジョーのこの練習方を使ったら、一発で改善されました。タングブロックでドローベンドはできてもブローベントができない、という方はぜひお試し下さい。パッカーでやる場合も、ドローベンドとブローベントで舌や身体の使い方が変わらないようにする、という練習の仕方は同じです。

それからやはり、耳をきちんと使って、きれいな音が出ているか確かめながら練習することが大切だと思います。DハープとFハープのドローベンドと同じ様な音が、Gハープのブローベントで出ているかどうか、確認しながらやると良いと思います。

舌を押し上げたり、力づくで吹き込んだりしてもブローベントはできることはできますが、やはりハーモニカという楽器の構造に合った吹き方をした方が良い音がしますし、何より断然楽な演奏ができます。

ジョーはカスタマイザーとしても有名な方で、彼のレッスンを受けていると、今回のように、「ハーモニカの構造を知り尽くした人の教え方だなあ」と感じることがあります。こういうことを書くと、「本人もカスタマイズしたすごいハーモニカを使ってるんだろうな」と思う方も多いと思いますが(私も数年前にお話するまでは思っていました。)、最近は自分用にはもっぱらCrossoverを使っているそうです。チューニングは純正律に近づけている様ですが。

どの生徒に対しても、的確な注意と指示を与えつつ、励みになる言葉を常にかけていたジョー。音楽を教える立場としても(私は仕事でピアノを教えています。)、学ぶことがたくさんありました。彼のハーモニカに対する愛情、ハーモニカを教えることへの情熱、ブルース・ハープの歴史と歴代のハーピストのスタイルにおける知識、それから、あたたかく愉しいその人柄。最も尊敬するハーピストの一人です。

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