2014/01/31

秋熊

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:37 am by Yuki

来月、ブルース・ハープのワークショップとコンサートがありまして、そのイベントの目玉として、アメリカから Aki Kumar がゲストとして参加します。こちらの(英語圏の)ブルース・ハープのコミュニティではなかなか有名なプレイヤーです。

彼の演奏を聴く度に、色々なプレイヤーの演奏をしっかり学んだんだろうなあ、と思わずにいられません。これぞブルース・ハープ!というディテールが感じられます。手堅く、トラディショナルで、センスの良い演奏。

AKI Kumar Dose Jimmy Rogers Last Time

Aki_Kumar

こちらのクリップでは、ジュニア・ウェルズの有名な曲(元はサニー・ボーイIですね。)なんかもやってます。アコースティックもアンプリファイドも上手い。

>Johnny Cat Blues Band feat. Aki Kumar – Junior Wells’ “Hoodoo Man Blues

しかし、アキ・クマーって名前、なんかちょっと日本語っぽくてかわいいですよね。私の中ではすっかり「秋・熊」です。

アキ・クマーのサイトはこちら

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2014/01/26

Hohnerの新製品 – Rocket

Posted in ハーモニカ tagged , @ 12:01 pm by Yuki

ホーナー社のニュー・モデルが発売になったそうです。その名もRocket。じゃん。

SONY DSC

数日前にアメリカで発表されたばかりでまだ情報は少ないですが、Special 20のデラックス・バージョンみたいなものだという話です。ぱっと見た感じでは、コームとカバー・プレートの端がなめらかに丸みを帯びています。それから、マリンバンド・シリーズの様に、カバー・プレートの両端に空気孔がついて、音が拡張されるようになっています。カバー・プレートの裏側も、マリンバンド・デラックスやクロスオーバーと同様に開いていて、こちらも音の拡張に役立つデザインとなっています。リード・プレートには3つ穴がついているので、スペシャル20、マリンバンド・デラックス / クロスオーバーのカバー・プレートもフィットするらしいですよ。

キム・ウィルソンが試し吹き!(まあキム兄は何吹いたって上手いに決まってるんですけれども。)終わった後の笑顔が素敵です。

Kim Wilson Plays The New Rocket Harmonica from HOHNER

このロケットというニュー・モデルは、ヨーロッパではまだ発売になっておらず、春頃に発売予定とか。アメリカでは69ドルくらいで売り出されるらしいです。Special 20が35ドルくらいですので、やはりちょっと高めですね。Crossoverと同じくらいでしょうか。スペシャル20を愛用されている方にとっては、特に興味深いモデルではないかと思います。

2014/01/21

ダース・ベイダー、ハーモニカを吹くの巻

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:43 am by Yuki

最近、サニー・テリーを練習しているので、家にあるCDやDVDを漁ったり、YouTubeを徘徊したりして、サニーおじさんの演奏を聞き返しています。

で、見つけたのがこのクリップ。元はスター・ウォーズ・シリーズからの、ダース・ベイダーとルークのシリアスなシーンですが、めっちゃ笑えます。ブルースなんかに興味がない人が見てもおもしろいんだとは思いますが、ブルースやブルース・ハープ好きの人、ましてサニー・テリー好きの人が見たら、そのマニアックなツボを激しく突かれること間違いなしです。

何回見てもおもしろい。私はいつも、「ハァーーーーー」のところで爆笑してしまいます。しかし、スター・ウォーズって私は大昔に見たっきりでよく覚えていないんですが、ダース・ベイダーが口につけてるのって何なんですかね?

原曲はこちら。

Sonny Terry – Whoopin’ The Blues

サニーおじさんが見たら喜びそうな気がします。

2014/01/17

James Booker – Classified Remixed and Expanded

Posted in ハーモニカ以外, CD tagged @ 10:27 am by Yuki

もう昨年の話になってしまいましたが、ジェームス・ブッカーのアルバム “Classified” のリミックス・バージョンが発売されました。

オリジナルのアルバムに未収録の9曲が加わった、全22曲。

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Classified は、実は私の中ではあまり好きなアルバムではありません。録音に使ったピアノのせいなのか、録音中 / 録音後の音処理の仕方のせいなのか、いまいちピアノの鳴りが悪い。ブッカーの魅力の、音色の素晴しさが伝わって来ない。

それでも数少ないスタジオ録音であり、ブッカーの生前にリリースされた数少ないアルバムであり、他では聞けないジャズっぽいフレーズを使った演奏などが入っていることもあり、 Classified は貴重なアルバムです。

それに何より、ブッカー・ファンとしては、未発表の録音がリリースされるのは嬉しいことこの上ないですね。ジェームス・ブッカーの映画 (Bayou Maharajah: The Tragic Genius of James Booker) を作った監督が、アルバムのプロデューサーであるScott Billingtonにテープを聞かせてくれと頼んだことがきっかけで、今回のリリースに至ったそうです。ありがたや。

中を開けるとなかなか素敵な写真もあり、それだけでも大満足(笑)。アルバム発売記念パーティーの席で、ピアノの前に座り、 Classified のLPを誇らしげにカメラに向けて微笑むブッカー。この後、死んじゃうんだよなあ、、、というやり切れなさを感じるのと同時に、晩年は苦しいことの多い毎日だったらしいけど、こんなふうに無邪気に嬉しそうに笑える瞬間もあったんだなあ、とちょっと救われた気もしました。

2014/01/11

James Booker の映画の感想

Posted in ハーモニカ以外, 本 / DVD / 映画 @ 9:56 pm by Yuki

今日は、先月見てきたジェームス・ブッカーの映画『Bayou Maharaja – the Tragic Genius of James Booker』の感想です。

見たことのない写真やライブ、インタビューのシーンがたくさんありました!

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映画の後に監督への質問会があって、その話も興味深かったです。ニューオリンズでたくさんの人に話を聞いたそうですが(映画にもニューオリンズ音楽の大御所がいっぱい出ていました。)彼女が言うには、ブッカーは接する人によってそのキャラクターを変えていたらしく、一つの明確な人物像を掴むことはできなかったそうです。ステディなパートナーがいたという情報も得られなかったそう。彼女が得たブッカーのプライベートな情報で明確な事実はただ一つ、彼がゲイだったということ。

ブッカーのセクシャアリティについては、ゲイであるとかバイセクシャルであるとかこれまでも言われて来ましたが、それはどちらかというと、ブッカーの数々あるエキセントリックなエピソードのひとつとして語られることが多かった気がします。

あの時代にゲイであったこと、しかも黒人でゲイであったこと(黒人社会のホモフォビアみたいなものも多かったはず。)は、非常に生きにくかっただろうだと思います。ニューオリンズは他の土地に比べると、ゲイにとって住みやすい街らしいですけれども、それでも、監督の話では、今の時代においてもゲイについてはあまり話したがらない人もいたそうです。ブッカーの家族も、出来上がった映画を見てこそ気に入ってくれたけれど、ブッカーがゲイだったことが作中で言及されるということで、映画製作には関わり合いになりたくない、という姿勢だった、とのこと。

接する人によってキャラクターを変え、 (おそらく) 心を許せるパートナーもおらず、家族にもありのままの自分を受け入れてもらうことができない、、、。それはたいそう孤独な毎日だっただろうなあ。映画内では、ブッカーがゲイであったことについては、さらっと触れる程度で、重大事としては取り上げられていませんでしたが(その辺の監督のセンスも良かった。)、監督の話を聞いて、ちょっとそんなことを思いました。

ジェームス・ブッカーは、多くの人が言うように、間違いなく天才だったのだと思います。でも、彼の音楽から聞こえてくる感情は、決して手の届かない天上のものではないと私は思います。地上で生きる人間の苦しみ、悲しみ、喜び。そういうものがあるからこそ、彼の音楽は、私達の心に深く響くのではないかと。

日本でもぜひ上映してもらいたい。映画の詳細はこちらです。

Bayou Maharaja – the Tragic Genius of James Booker

2014/01/05

Whoopin’ !

Posted in テクニック, ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 4:10 pm by Yuki

皆様、よいお年をお迎えになられましたでしょうか。今年もどうぞよろしくお願い致します!

ハープおたくの皆様の今年の目標は何ですか?私は、サニー・テリー(Sonny Terry)のスタイルを学ぶ!のが目標です。

クリスマスに夫が、ずっとほしいほしいと言っていたジョー・フィリスコ大先生のサニー・テリーのインストラクションをプレゼントしてくれたので、最近はこれに夢中。

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ジョー・フィリスコ大先生のインストラクションは、大変わかりやすいです。模範演奏の音源も付いてくるので、グルーヴ感や音色などは、こちらを聞いて、耳を使って学びます。

とりあえず基本パターンだけ練習していますが、それだけでも38パターンあります。ジョーの説明によると、まずはこの基本パターンで2分以上グルーヴし続けられるように練習する、とのことです。

これがね、やってみるとなかなか大変です。トレイン・イミテーションなんかもそうですが、絶妙なブレス・コントロールが必要となります。なるべくリラックスするように心がけていますが、2分経つ頃には、腹筋とか肩とか首の後ろとかが痛くなってしまいます。パターンや体調(笑)によってはすぐに苦しくなって、2分続かないことも。

それから、サニー・テリーをやるに欠かせないのがwhoopsですが、これもなかなか苦戦。声出しながらハーモニカ吹くのって難しい〜。私がやると、子犬みたいになっちゃいます。毎日こんな音を立てて、お隣さんに変な人だと思われていること間違いなし。

Sonny Terry- Lost John

サニー・テリーでブログの書き初めをできるのは、大変光栄です。皆様にとって、良い一年となりますように!