2017/05/10

ドラえもん、サニー・テリーを吹くの巻

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 自分の録音・録画 tagged , @ 9:17 am by Yuki

最近、友人(60代)が、フェイスブックのプロフィール写真を更新しました。彼が若い頃の、なんかかっこつけたポーズを取っているちょっとイケてる写真で(笑)、彼が言うには、「ここは自分のページなんだから、自分の好きな写真載せるんだもんね!」ということでした。その後に、「昔はかっこよかったのに、何でこんなんなっちゃったんだ?」というコメントを自分で付けていて、まあ、イギリス人の得意な自虐ネタなんですけれども。

そんな彼を見習って(?)、今日は自分の演奏を(笑)。ここは私のブログですから!!!(爆)。

2月にハーモニカのイベントに参加しまして、その時のジャムで演らせてもらったものです。リハなし、ギターの方のとの面識なし、打ち合わせする時間もなしだったので(ジャムでは普通のことですが。)、ちょっとした賭け(?)でしたが、上手く合わせていただいて、吹きやすかったです。

サニー・テリーって、ジャムにはあまり向かないような気がします。面識のない人(どういうスタイルが得意なのかわからない人)とのジャムではやっぱり、「12バー、シャッフル、キーはEで!」みたいなチョイスが安全かと思います。サニーは拍が飛ぶことが多くて、しかも飛ぶのが半拍だったりすることも。サニーおじさんはやりたい放題です。なので、ギターの人もそういうのに慣れていないと弾きにくいでしょうし、ハーモニカ側としても、きっちり4拍子のブギみたいなギターを弾かれると辛い。

そういう意味でも、サニー・テリー&ブラウニー・マクギーのデュオは最強だと思います。サニーがどんだけ拍を飛ばそうが、ブラウニーはいつもサニーが何処に行きたいのか分かっていて、きっちり合わせてくる。

それにしても、このビデオの私の顔は、何でこんなに丸いのか。ドラえもん並に丸い。「なんかドラえもんみたいだよねー」と夫に言ったら、「ドラえもんもアンパンマンも、フレンドリーな人達はみんな顔が丸い!だから大丈夫だ!」と返答されました。持つべきものは、ポジティブな夫だと思います。

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2017/04/27

ポール・ラム化

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 本 / DVD / 映画 tagged , @ 8:31 am by Yuki

うちにある、ポール・ラムのDVD。リリースされたのが2007年・・・もう10年も前ですね。すっかり存在を忘れていたのですが、最近ふと思い出して、見直してみたのです。確かサニー・テリーの話もしてたよなあ、と思って。

内容はインタビュー形式で、ポールの音楽人生(?)が、演奏を交えて語られて行く、というものです。久しぶりに見て、爆笑。というのも、話の度に、「サニーが・・・」、「そこはサニーが・・・」、「そういうのもサニーが・・・」と、すぐにサニー・テリーの話になるのです。どんだけサニー好きなんだ、このおっさん(爆)。

いや、それだけサニー・テリーは彼にとって大切な存在なんだということですけれども。確かにね、ポールの演奏を聞いていると、サニー・テリーが土台として身体に染み込んでいるのがわかります。シカゴ系・ウェストコースト系の演奏をする時でも、サニー・テリーのあの細分化されたリズムが常に身体の中を巡っていて、それが彼のスウィンギーな演奏に繋がっている。

そういう私も、ポールのことを笑ってはいられなくなって来ました。ハーモニカの話をしていると、ついつい「そうそう、それはサニー・テリーも・・・」となってしまうのです。夫には「ポール・ラム化してる」と言われます。

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それはともかく、DVD はポールのデモストレーションもたっぷり入った、素敵な内容となっています。前に見たのは私がまだサニー・テリをやっていなかった頃なので、今回改めて見てみると、すごく新鮮で為になりました。”Beautifully City”とかもやってます!私、サニーの演奏するこの曲、大好きなんですよ。サニー・テリーって謎が多くて、始めの頃はタングブロックをするべきかどうかさえもわからなかったのですが、この曲をコピーして、「タングブロック使ってるじゃん!!」と確信した感動を覚えています(正確には、彼の演奏は、全体にタングブロックとパッカーをかなり巧みにミックスしていると思います)。

そんなわけで、今日はサニー・テリのソロのパフォーマンスをじっくりと撮ったビデオを。Pt 2の始めで、おもむろにポケットからごそごそとハーモニカを取り出す様子とか、たまらないです。サニーは使うキーがいつも決まっているので(だいたいA、Bb、Bあたりですね。)、そんな彼ならではの仕草というか。おしゃれなケースにハーモニカぎっしり、というのよりも(まあそういう楽しさもわかりますが。)、今の私にはこのシンプルさがたまらなくかっこいい。

Beautiful Cityは、Pt 1の4:40から。毎日サニーが眠る前に、お母さんにお願いされて演奏していたという曲。

2017/04/15

Aki Kumar + Rockin’ Johnny

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , @ 10:40 pm by Yuki

イギリスに住んで16年。こちらの生活にどっぷりと浸かってしまっていました。日本に帰るともう、ただの常識ないおばちゃんでしかありません。だいたいこの歳でおしゃれ着(?)がTシャツとジーンズ(又はミニスカート)とエアマックス(たまにアディダス・スーパースター)とかいう時点で終わってる。もう日本には帰れまい(イギリスは個人主義が浸透しているので、結構なんでもアリなのです)。

そんな私ですが、やっぱり自分は日本人だよなあ、と思う瞬間は良くあります。ショパンのソナタがなかなか暗譜できなくて、「ああ、暗記パン欲しい・・・」と呟く時ですとか、料理で醤油を使う度に、「しょうゆうこと!」と頭の中で言ってしまう(かろうじて実際に言葉にはしない。)時ですとか。そういうのを直ちに分かち合える相手が近くにいないというのは、なかなか寂しいものです。

ハーモニカに関しては、例の秋熊。たまに夫の前で「オータムン・ベアー」とか言ってみたりしますが、たぶんわかってません。

さて先日、その秋熊を見に行って来ました。今回はギターのロッキン・ジョニーと共にツアーをしているアキ・クマー。このジョニーのギターが、めっちゃかっこよかったです。片道1時間半かけて行った甲斐があった(運転したのは夫ですが)。なんていうか、いちいちかっこいい。一音一音に表情があって、意味がある。夫がCDを持っていて、ちょっと聞いたことはあったのですが、その時は取り立てて良いとは思わなかったのです(恥)。でも今回のライブを見て、すっかりファンになりました。CDにサインしてもらい、おまけにステッカーもいただいてほくほく。夫には「好きじゃないって言ってたくせに!!」と呆れられる始末です。

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なんかジョニーの話ばっかりになってしまいましたが、アキも相変わらずハーモニカ・マニア感満載の、素晴らしい演奏をしてくれました。これからのブルース・ハープ界をしょって立つ一人になるような気がします。考えたくないことですけど、御三家(キム・ウィルソン、ロッド・ピアッツァ、リック・エストリン。このチョイスは私の独断と偏見ですが、ブルース・ファンの方ならわかってもらえるかと思います。)がいなくなってしまった後、ブルース・ハープ界はどうなるんだ?という不安は、ちょっとありますよね。そんなこともあって、アキにはこれからも頑張ってもらいたい。

アキはフレンドリーで謙虚で、とても良い人です。ブルース・ハーモニカ界って、良い人多いですね。有名な人、ある程度のステータスを築いている人(今回のアキとか。)で、傲慢な人って会ったことありません。彼のCDも買いましたが、それについてはまた後日。

2017/04/02

Tone! Sweet Tone!

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 音色 tagged , @ 8:08 am by Yuki

さて、ブログ再開第一回目は、サニー・テリーです(爆)。いや、待って下さい!閉じないで!(笑)他のスタイルにも、きっと応用は利きますから!

先月、ポール・ラム(Paul Lamb) のデュオのライブを見に行きました。サニーのスタイルを演る現代のプレイヤーで、私が一番尊敬しているのが、ジョー・フィリスコ(Joe Filisko)とポール・ラム(Paul Lamb)。両者とも、聴きまくって研究しまくった感ありありの、素晴らしい演奏をします。特にジョーは、私がサニー・テリーを始めるに当たって、彼の教材がとても役に立ちました。お会いする度、またFacebookなどでもいつも励ましていただいて、彼なしにはここまで来れなかったと思います。どれだけ感謝してもし足りない。

そして、ポール・ラム。彼のサニー・テリーも素晴らしい。サニーのグルーヴとフィーリングに至っては、個人的には世界一だと思っています。ポールには一度、レッスンの様なものをしてもらったことがあり、嬉しいことにそれを覚えていてくれて、今回も励ましていただきました。ありがたいことです。

このポールのライブを見て以来、集中して練習しているのが、トーン(音色)作り。サニーのあのスウィートなトーンを求めて、日々研究中です。サニー・テリーってなんかちょっと音色がシャープなイメージがあるかもしれませんが(サニーがよくやる4穴ドローのロングトーンは確かにシャープなので、そのせいですかね?)、全体の音色は実にスウィートです。それまでは結構いい線行ってると思っていたのですが、ポール・ラムのライブを見て、まだまだだ!と思い知らされました。

誰っだたか忘れましたが(確かシカゴ系の有名なプレイヤーだったと思います)、「トーンの改善に限界は無い」と言っていたことがあります。どんなに上手くなっても改善の余地はあるという事です。名言ですね。

そんな訳で本日は、私のアイドル(61歳のおっさん捕まえてこの言葉のチョイスはどういうものか。)ポール・ラムのこのスロー・ブルースを。かっこいいですよ!!

2014/04/28

Dennis Gruenling のロー・キー、クロスオーバー

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 9:42 pm by Yuki

デニス・グルンリングの新しいクリップ。

まずは、ロー・キーのハーモニカでの演奏。もうこれは、ハーモニカというよりホーンですね。こういうのやらせたらこの人はほんと上手いです。最後に「聖者の行進」を引用していることから、やはり本人も明らかにホーンを意識しているのが聞いて取れます。かっこいいなあああ。

>Doug Deming & Dennis Gruenling w/The Jewel Tones “You Can Do No Wrong”

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それから、こちらはちょっと前ですが、デニスがHohnerのCrossoverを吹いてコメントしているクリップを、ホーナーがアップしていました。

>Dennis Gruenling on the Marine Band Crossover

表現力の多彩さはさすがですね。クロスオーバーだと、カスタマイズや手直しなしでもオーバーブロウができる、ということもさりげなくアピールしたりしています。

2014/04/12

Little Walter with Memphis Minnie

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , @ 9:56 pm by Yuki

先日のエントリーで、リトル・ウォルターがメンフィス・ミニーと演奏している曲、”Lake Michigan” について触れました。リトル・ウォルターのここでの演奏は本当に素晴らしい (と言うか、この人に良くない演奏なんてないですけど) 。それで今日はもうひとつ、リトル・ウォルターがメンフィス・ミニーと演奏している曲で私の大好きなものを!

>Conjur Man : Memphis Minnie

いいですね〜。

意外に思われるかもしれませんが、メンフィス・ミニーは私のブルースの原点とも言えるほど(原点はピンクレディーではなかったのか。)大好きです。もうかなり昔ですが、ブルースを真剣に聞き始めた頃、色々と聞きたくて買いあさった中にメンフィス・ミニーのCDがあって、このウォルターがハーモニカを吹いている2曲はその中に入っていました。でも当時の私はブルース・ハープにどっぷり浸かっていたわけでもなく、まして演奏を聞いただけでハープを吹いているのが誰かわかるほどブルース・ハープに成通していたわけでもないので(今だってぜんぜん大したことないですが。)、この演奏がリトル・ウォルターだということに気づくのは、何年も後のこととなるのでした。

この2曲が録音されたのは、1952年7月。”Juke” が5月ですから、そのすぐ後ですね。シカゴではなく、メンフィスで録音されています。

2014/04/07

Paul Lamb のデュオ / レッスン

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged , @ 10:39 am by Yuki

ずっと見たかった、ポール・ラムのデュオのライブに行ってまいりました。バンドのギグはこれまで何度も見ていますが、デュオは初めてです!私は最近、サニー・テリーを始めたこともあり、今回のポールの演奏にものすごくインスパイアされました。

先日も書きました通り、ポールはサニー・テリーのスタイルを12年かけて学んだそうです(いろんな人から10年と聞いていましたが、本人に聞いたら12年とのことでした)。サニー・テリーと数週間を共にしたという、何とも羨ましい経験もお持ちです。

そんなポールなので、そりゃもうサニー・テリーのスタイルでやる曲はすごいです。完コピではなくて、あくまでサニーの「スタイル」での演奏なんですが、自分自身のフレーズを吹いても見事にサニー・テリーでした。

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>The Trench Sessions – Paul Lamb and Chad Strentz perform The Underdog

私は幸運にも、ライブの前にちょこっとレッスンをしてもらいました。会場の外に止めてあるポールのバンの中で(笑)。色々とデモンストレーションして見せてくれたのですが、足をストンプしてリズムを取りながらやるので、バンが揺れる揺れる(笑)。

ほんと学ぶ事てんこ盛りでしたが、やっぱり一番すごいなあと思ったのは、その音色。サニー・テリー独特のあの音色をここまで見事に再現できる人を、私は他に知りません。ポール自身も言っていましたが、サニーのあの「スウィート」な音!ビッグ・ウォルターなどのシカゴ・スタイルの演奏もして見せてくれたのですが、サニーやる時とは音色を変えているのが明らか。しかしポールが言うには、シカゴ・スタイルのプレイヤーもベースとなるのはサニー・テリーだ、とのことでした。確かにね、私が意を決して難解なサニーおじさんを学び始めたのは、「これができるようになったら、他のスタイルの演奏も絶対に上手くなるだろう」と思ったのがひとつの理由です。まあそれより何より、サニー・テリーの演奏が好きだ、というのが一番ですが!

ポールとは何度もライブでお会いしていて、うちの夫がハープ吹きだということをポールがなぜか知っていたこともあり、お話したことはあったのですが、レッスンを受けてみると思った以上に物腰の柔らかい方でした。事前に打ち合わせしておいたのに、レッスン料も要らないと言ってくれ(泣)。私の現在のハープ・ヒーローは、間違いなくポール・ラム!

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CDももちろん買いました!デュオの(写真右)と、あと夫がすごい古いやつ(写真左)買ってました。

2014/03/25

Sonny Terry – Joe Filisko と Paul Lamb の場合

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , , @ 8:19 pm by Yuki

引き続き、サニー・テリーをやっております。もう楽しくて楽しくて、毎日こればっかり。

音楽って、練習ももちろん大切ですが、「聞く」こともそれと同じくらい大切ですよね。ということで、最近はサニーおじさんをよく聞いています。もちろん サニーはずっと前から大好きでしたけれども、自分でやるようになると、聞き方もちょっと変わります。聞いていただけの時は気が付かなかったサニーおじさんのすごさに感動する毎日です。サニー・ボーイ1世のコピーをやっていた時にも感じたことですが、これは楽器を演奏することの一つの醍醐味だと思います。毎日こつこつと練習していることへのちょっとしたご褒美、という感じで嬉しくなります。

それと同時に、最近は、現代のプレイヤーでサニー・テリーのスタイルをやっている人の演奏も聞いたりしています。

サニー・テリーといえばやはりこの方、ジョー・フィリスコ大先生。永遠の憧れです〜。演奏からもその前の話からも、サニーとブラウニーに対するリスペクトが感じられます。次回会うまでにサニー・テリーをいっぱい練習して、ジョーに聞いてもらうのが、当面の私の目標(爆)。

>Joe Filisko & Eric Noden – Whoopin’ the blues

それから、イギリスのハーモニカ・エース(笑)、ポール・ラム。この方のサニー・テリーもすごい。今は教則本/CD/DVDがたくさん出ていますし、ネット上にもたくさんの情報があふれていますが、彼がハーモニカを学んだのは色々な情報がなかった時代なので、全て独学したそうです。そんな若きポールのヒーローだったのが、サニー・テリーとビッグ・ウォルター。現在では独自のスタイルを持っているポールですが、それもこの二人の演奏をがっつり学んだからこそ、という気がします。ブルース・ハープって、ブルース・スケールやブルー・ノート、ヴァンプ、ブルージーなリフなどを使えば、「ブルースっぽい」演奏にはなりますが、それだけだとやっぱりブルースとしては何かが欠けてしまうんですよね。ブルース・ハープのパイオニアのスタイルをとことん学んだ人の演奏は、やはり強いです。ポールが、サニー・テリーの一曲を10年かけて学んだ、という武勇伝(?)は有名です。「どれだけサニー・テリーに似ているか」という面では、ポールの方がジョーよりも近いかなあという気がします。私の知っている限り、サニー・テリーのスタイルでこの人に適うプレイヤーはいない、というくらいすごい。

>Paul Lamb plays a Sonny Terry style harmonica slow blues

サニー・テリーでは、こういうスローな曲の方が、実は難しかったりします。使ってる音はシンプルなんですけどね、どうやってこの独特の音色とフィーリングを出すのかは、今のところぜんっぜんわかりません。

明日も練習がんばります。

2014/03/07

驚きと情熱と尊敬と

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:54 am by Yuki

先日、生徒さんの一人がモーツァルトのソナタを持ってきました(私はピアノを教える仕事をしています)。

モーツァルトのソナタの中では比較的簡単なもので、 私がこの曲を学んだのは大昔(確か10代の始め頃)ですが、 久しぶりにこの曲にじっくりと触れる機会を持って、改めてモーツァルトは天才だったんだなあ、と大感動しております。レッスン中もついつい、「ここ、すごいよね。天才だよね!」などという話をしてしまう。

モーツァルトに限らず、曲や作曲家に対する驚きを持ち続けるというのは、教えたり演奏したりする立場の人間にとって、とても大事なことだと思うのです。「うあ~、またこの曲かあ。」という姿勢はできれば避けたい。退屈な曲(試験の課題曲とか生徒さんの希望で、そういうのをやらなければいけないこともあります。)だと確かにそういう時もありますけれども、素晴らしい曲というのは、聞く度、演奏する度に、新しい驚きがあるものだと思います。

Wolfgang
(モーツァルトは実は下ネタ好きだった。)

ブルースでは、去年の夏頃からずっとジョン・リー・ウィリアムスン(サニー・ボーイ・ウィリアムスン I )ばかり聞いていますが、この人は本当に飽きません。聞けば聞くほど凄さが身に沁みます。好きで好きでたまらなくて、聞いた後に「うあああ!大好きだあああ!」って叫びたくなる。そんぐらい好きです。

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曲や演奏に対する驚きと、演奏することや教えることに対する、まあちょっと気恥ずかしい言葉ですが情熱みたいなものと、そういう音楽を作り出した人達を尊敬する心は、いつも忘れずにいたいと思います。

2014/03/03

Jason Ricci + Dennis Gruenling + Pat Ramsey

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , , @ 10:13 am by Yuki

ジェイソン・リッチとデニス・グルンリングとパット・ラムジーによるハープ・バトル!これはすごい。最初は一人ずつけっこう長く吹いていますが、途中から4小節ずつに変わります。

>Pat Ramsey,Jason Ricci and Dennis Gruenling-Pat Ramsey Fundraiser 8-16-2005

ジェイソンもデニスも大好きなプレイヤーですが、最近はあまり聞いていなかったので(サニー・ボーイ I とかサニー・テリーばかり聞いているので)、このクリップを見て改めて、やっぱりこの二人はブルース・ハープの革命児だなあと思いました。

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ジェイソンの演奏は速吹きが特徴ですけれども、出だしのアタックの仕方や、音の表情、音の切り方(フレーズの終え方)、ダーティー・ノートやタング・スラップの使い方などがブルース・ハープの古典から来ているものなので、そういうところに私はぐっと来るのだと思います。私は速吹きとかぜんぜん興味ないんですけど、この人は大好きです。最近は速吹きする人も増えましたけれども、ジェイソンみたいに細かいところで伝統的なブルース・ハープ奏法へのこだわりが聞こえてくる演奏をする人はあまりいません。先日のアキ・クマーのワークショップで、キム・ウィルソンをはじめ現代のプレイヤー達は皆、先代の演奏をしっかり勉強した上で自分のスタイルを作り上げた、という話があったのですが、その中で、90年代始めのジェイソンはウィリアム・クラークみたいな演奏をしていた、という話もありました!

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デニスもものすごいブルース・ハーモニカおたくで、その奏法はやはり伝統に則ったものですが、彼なりの音のチョイスとか、フレージングとか、音の表情のつけ方は新しい時代のものですね。「ここでそう来るか!」と良い意味で期待を裏切られることが多くて、聞いていて楽しくて、にやにやしちゃう。

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パット・ラムジーは亡くなってしまったこともあり、それほど有名なプレイヤーではありませんが、この人がいなかったらジェイソンのスタイルも生まれなかったかもしれない。彼がジェイソン・リッチに大きな影響を与えたことは有名です。もっと評価されるべきプレイヤーだと思います。すっかり忘れていましたが、過去記事を検索したらこんな事を書いたことがありました。>Pat Ramsey

しかしあれですね、練習して上達するのは嬉しいですけれども、上達すると耳が肥えるので、「上手い人にできて自分にできていないこと」がどんどん分かるようにもなりますよね。デニスやジェイソンのスタイルを目指しているわけではないですが、自分はディテールがまだまだだなあ、と思います。上手くなればなるほど、理想から遠ざかって行くような気がする今日この頃です。自分の演奏に満足することは、一生無いような気がする。。。だからこそ楽器を学ぶことは楽しいとも言えるんですけれども。あまりに遠い道のりに、頭がくらくらすることも多いです。

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