2017/07/16

リスと猫を付けてみた。

Posted in ハーモニカ小物 / お手入れ tagged @ 10:30 am by Yuki

お久しぶりです!ブログを再開した時、なるべく定期的に更新して行こう!と心に決めたはずが、もうこの有様です。

日本は暑いようですが、皆さん楽しくブルースしていますでしょうか。私は、憧れのロックスター(爆)に会いに行って浮かれていたりしていました。とにかく幸せでございます。人生、全く問題がないということはないですけど(いい歳した大人でそんな人いないですよね。)、今持っているものに感謝して、ポジティブに毎日を過ごしたいと思っております。

さて、今日の本文は前置きとは全く関係ありません(いつものことですね。すみません)。

SEYDEL のソフトケース。コンパクトで軽くて通気性も良い、優れモノ。もっぱら12本用のを使うことが多いですが、6本用のもたまに使います。ちょっとしたジャムや旅行などに最適!先日、これにアップリケを付けました。じゃん。

カワイー!!(自画自賛。)

SEYDELって、画期的なアイディアをどんどん出して来ますね。大好きな会社です。プロダクト・マネージャーとは毎年会う機会がありますが、もう彼のハーモニカに対する情熱はすごいです。彼自身も素晴らしいプレーヤーで(実はピアノも上手い。)、ハーモニカの話をしたら止まらないですし、ジャムり出しても止まらない。
ちなみに、わたしの12本用のケースには、こんなんなってます。

みなさんの毎日も幸せなものでありますように!

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2014/03/19

竹製コームを膨らませる女

Posted in ハーモニカ小物 / お手入れ @ 6:31 pm by Yuki

イギリスの国民的食べ物に、ベイクド・ビーンズというのがあります。インゲン豆を甘いトマトソースで煮た、まあ大して美味しくもない代物ですけれども、なんか不思議と食べたくなる。イギリスの生活には欠かせない食べ物です。こんなふうに缶入りで売られています。まずそうですね!

heinz_beans

先日、このベイクド・ビーンスを使って夕飯の準備をしていたのですが、何せ私はキッチン・ドリンカーならぬキッチン・ハーパーで、ご飯作ったりしながらハープで遊ぶことが多いため、キッチンに置いてあったお気に入りのクロスオーバーにベイクド・ビーンスのソースがかかるという事態が起こりました!洗ってチューニングし直したばっかりだったのに!

すぐに洗いましたが、こういう時、コーリアン(Corian)のコームだと思いっきり水でじゃばじゃば洗えるので便利です。クロスオーバーの竹製コームも防水加工はしてありますが、やはりどっぷり浸けて洗うのはちょっと気が引けますし、トマトソースなんかはできればこぼしたくないものだと思います(そんなのこぼす人たぶんあんまりいない)。

私は最近、よく使うハープはコーリアンのコームに衣替えしました。唇の端が貧弱なので、コームは極力なめらかなものを使いたい。クロスオーバーのバンブー・コームも好きで、頻繁に使わないロー・キーやスペアのハープのコームは替えずに、そのまま使っています。ただですね、私は人より唾液の量が多いのか、なんと竹製のコームでも長時間練習するとちょっとコームが膨らんでしまうのです。さすがに木製みたいには膨らみませんが、確かにうっすらと盛り上がってるんですよ。夫には、「バンブー・コームを膨らませるなんて信じられない!」と人間じゃないみたいな目で見られております。まあ確かにね・・・。で、膨らんだコームで練習するとまた唇の端が痛いことになってしまうので、コーリアンを使っているというわけです。

c_combs

唇の端が弱くて、ハーモニカにトマトソースをこぼすようなおっちょこちょいな人には、コーリアン・コームは非常に便利です。

2014/02/26

猫マーク、Eddie Martin

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ小物 / お手入れ tagged , @ 10:05 am by Yuki

以前紹介したSeydelのハーモニカ・ケース。日本でも人気があるらしく、「よく間違われて中身を確認しないと誰のかわからない事がある」というコメントをいただきました。なるほど、そんなこともあるんだなあ、と笑っていたのですが、私自身にもついにこんなことが起こりました。

去年の暮れのこと。エディ・マーティンが自身のライブでゲストを呼んでクリスマス・ライブをやるというので、私も、「サニー・ボーイ1世の曲やりなよ」というありがたいお誘いを受けました。

Eddie-Martin

サニー・ボーイ I の曲はジャムとかお友達のバンドのギグとかで何度かやらせてもらっていますが、エディのバンドとは初めてだったので、ちょっと緊張(汗)。でも皆さんプロなのでリハーサルなしでもさすがにすぐ理解してくれて、楽しく演奏できました。で、そのライブの最後に、ゲスト全員で一曲やろうということになって、うちの夫とか、シンガーやギタリストの方々などの他のゲストの皆様と一緒にステージに上がったわけですが・・・そこで、演奏中にポジション変えをしようとして、ステージに置いてあった私のハープ・ケースを間違って取る夫。。。まあね、おんなじケースですから。

前置きが非常に長くなりましたが、つまり、人のとごっちゃにならないように、こうすることにしました。

じゃん。

catty

裁縫なんて、取れたボタン付けくらいしかしない私が、がんばりましたよ(ただのアップリケ付けですけれども)。ケースの生地が硬いので、けっこう大変です。付けてみたら、Seydelの黄色いマークが、猫さんの上で輝くお日様みたいに見えます。かわええのう(自己大満足)。しかし、よく考えたら、白い部分が多いので、汚れが目立ちそうですね(汗)。洗えばいいことですけどね。。。

さて、エディ・マーティンですが、上手いギタリストは世界中にたくさんいるし、上手いハーピストもけっこうたくさんいますが、どちらもトップクラス、という人はそうそういません。そういう意味でエディは特別なブルース・ミュージシャンだと思います。

一人でギター、ハーモニカ、ヴォーカル、パーカッションをやる、ワンマンバンドのスタイル。私はエディのこれ、大好きです!ハーモニカも上手い!

>Eddie Martin – Shake Your Hips & One Man Band Rag

最近は他の国をツアーする時は、ローカルのバンドを使ってライブをやっているそうです。これまでは国内でも国外でも、ツアーの際は自身のバンドを引き連れて行くことが多かったので、これは新しい試みで、なかなかおもしろい。モスクワでのライブがYouTubeにアップされていました。ベースのお姉さんが背が高くてスタイルが良くて、ミニのドレスが似合って、スーパーモデル並にかっこいい。私はただでさえベーシストさんというのに憧れがあって、来生ではベーシストになりたいと思っているほどなので、こんなの見ちゃうとほんと素敵だなあと思います。人間というのはたぶん、自分にないものに憧れるものなのでしょう。

>Eddie Martin In Moscow 2014 “Sugar Sweet”

エディは自身のバンドでは、最近はウェスト・コースト風のスウィンギーなブルースを中心にやっています。オリジナルの曲もたくさん作っていますし、色々と勢力的にやるその姿を尊敬せずにはいられないアーティストです。

2013/11/16

ポジ・ドライバー

Posted in ハーモニカ, ハーモニカ小物 / お手入れ @ 10:41 am by Yuki

最近、HohnerのMarine Band Crossover を使うことが多い私です。

しかしこのクロスオーバー、カバープレートを止める外のネジも、リードプレートを止める中のネジも、ポジ・ドライブというちょっと特殊なネジが使われているのです。こんな感じ。

pozi

普通のマイナス・ドライバーでもなんとか要は足りますけれども、非常に扱いにくい。それから、ポジ・ドライブにはやはり専用のポジ・ドライバーを使わないと、ネジの頭がだめになるそうです。

そういう私は、ドライバーを買うのが面倒で(だって、どこでも売っているというものでもないですし。)、これまでマイナス・ドライバーで無理くり済ませていました。しかし、やはり合わない道具を使っている感が強くて、ズルッとか、ガキッとかドライバーが滑ることが多く、その度に、「うがー!ネジがなめる!!」とひやひや。だったら早く専用のポジ・ドライバーを買えって話です。そんなわけで、ようやく重い腰を上げて買うことにしました。じゃん

pozi-1

使った感触は、やっぱりぴたっとくる!かしっとはまる!やっぱりもっと早く買っとけば良かったわ~。

2013/11/11

キーを書く

Posted in ハーモニカ小物 / お手入れ @ 11:59 pm by Yuki

ハーモニカの本数が増えてきたので(ロー・キーのものも含めて8本)、コームの両端にキーを書き入れることにしました。こんな感じで。

key_label1

key_label2

使ったのは、POSCAです。

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関係ないですが、POSCAって日本製なんですね。知りませんでした。ますます関係ないですが、つい先日、RolandとKorgも日本の会社だと知りました(爆)。知らなかった~!私はこれまで電子ピアノはYamaha派だったのですが、最近のRolandの電子ピアノはすごくクオリティが高くて、今度買い換える時はRolandにしようかなあと思っています。Korgもオルガンなどで世界的に有名ですよね。

さて、話をもとに戻して・・・。うちの夫はSeydelのステッカーを使っています。使っているうちに移動したり剥がれたりすることがあるらしいので、接着剤で付けると良い様です。こういうの。

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それから、Seydelではないですが、蛍光のレーベルもありますね。これは便利そう。ステージの上って暗くてよく見えなかったりしますもんね。最近、Hohnerも蛍光のレーベル作ったみたいですね。この間のハーモニカ・フェスのショップで見ました。まあ、私は当分はPOSCAで!

2013/11/03

Seydelがどれほど素晴らしい会社であるかについて

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ小物 / お手入れ tagged @ 8:56 pm by Yuki

ハーモニカ・フェスティバルで、Seydelのハーモニカケースを買いました。

じゃん。

Seydel_12case2

本当は去年のフェスティバルで見て気に入って買うつもりだったのですが、大人気だったらしく、ぐずぐずしているうちに売り切れてしまったのです。コンパクトですが、12本入ります。ぎゅうぎゅう詰めれば18本くらい入りるらしいです(笑)。私はあまりたくさんのハーモニカを使わないので、スペアを入れてもまだ空きがあります。このケースの良いところは、

– 小さくて軽い!小さめのバッグにもすっぽり収まります。

– ハーモニカを立てて収納するデザイン。ハーモニカのキーの名前が読みやすい!

– ナイロン性なので、通気性に優れている。 ハーモニカにやさしい素材です。

Seydel_12case

6本入りのもあって、こちらは更にコンパクトです。実は本当に欲しかったのはこの6本入りだったのですが、またしても売り切れ!しかも、一番最後のを買ったのが夫だったっていう。夫婦仲に亀裂が入りそうな勢いです。フェスティバルのショップだと実物を手に取って見られるし、Seydelの人たちが色々おまけもしてくれるのが魅力なのですが、もうこれはネットで買うしかないかな。

裏側にベルトを通す穴(?)もついているので、腰にぶら下げることもできます。私はやりませんけれども。

Seydel_12case3

Seydelはいつも斬新なアイディアの商品を開発して来るので、ショップに行くとつい色々買いたくなってしまいます。従業員が30人にも満たない小規模な会社で、トップの人が自ら車を運転してわざわざドイツからやって来るような会社です。(深夜0時に出発して、着いたのが夜の8時だと言っていました!)フェスティバルの前日、ちょうどジャム・セッションがあったので、Seydelの頭取であるLarsと、プロダクト・マネージャーで、カスタマイザーで、素晴しいプレイヤーでもあるBertramを誘って出かけました。ジャムの前にお食事に行ったのですが、食事の後、私達がぐだぐだ話している間に、何とLarsがさっさと支払いを済ませてくれました!そのやり方がね、もうスマートで。てっきりトイレにでも行ったものだと思っていたので、こういう時にありがちな、「ここは僕が。」「いやいや私が!」「いいからいいから、僕が!」みたいな伝票の奪い合いもなしでした。素敵です!ごちそうさまでした!

そしてBertramといえば、フェスティバルの間、連日遅くまで起きてジャムしてました。深夜(というか明け方)、さすがにだんだん起きている人が少なくなってきて、私達も疲れたしそろそろ帰ろっか、、、という頃、ふと横を見るとBertramはまだまだ元気に吹きまくっているという(笑)。フェスティバルの仕事があるから、私達よりも早起きしなきゃいけないはずなのに!楽しいなあ、もう! 素晴しいプレイヤー(ハーモニカのみならず、ピアノも上手い!)である彼のバンドのサイトはこちら。CDもいただいちった。感謝!

boogie_alive_cd

以前紹介した、バッキングトラックが入った練習用のSeydelのCD-ROMは、このバンドが演奏しています。

そんな感じで、Seydelは、とってもフレンドリーで、楽しくて、ハーモニカに対する情熱がたっぷりで、大好きな会社です。そういう意味ではHohnerよりも好き。そんなに好きならハーモニカもSeydelにしろって話ですが、私は今のところHohnerを使っているのでね。。。こうしてブログにでも書いて、ちょっとでもお役に立てたらいいなあ、と思います。ケースなどの小物だけではなくて、Seydelのハーモニカももちろん素晴らしいです!

2013/10/25

超音波洗浄機

Posted in ハーモニカ小物 / お手入れ @ 1:33 pm by Yuki

以前にも書きましたが、うちではハーモニカの洗浄は超音波洗浄機を使うことが多いです。ですが、けっこう前に、使っている最中もくもくとに煙を上げて壊れてしまったのでした。それからしばらくは手洗いしていたのですが、最近チューニングを始めたこともあり、やはりあった方が便利だということで、買い換えました。

じゃん。

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やっぱ楽だしきれいになるわ~。メガネなんかも洗えます。昔、メガネ屋さんでメガネを洗ってもらって、「なんでこんなにきれいになるんだろう?」と疑問に思ったことがありますが、これだったんですね。ジュエリーも洗えます。私は結婚指輪くらいですけれども、そういうの好きでたくさん持っている方はそんなことにも使えます。何かと便利でお役立ちな超音波洗浄機。

2013/09/28

チューニング : 純正律、平均律、コンプロマイズド・チューニング

Posted in ハーモニカ小物 / お手入れ @ 11:06 am by Yuki

最近、サニーボーイ I のコピーばかりやっているので、手持ちのハープを純正律にチューニングし直しています。そこで今日は、なぜわざわざそんなことをするのか、また純正律と平均律の違いなど、ハーモニカのチューニングについて書いてみたいと思います。私もおおまかには知っていましたが、詳しいことは学んだばかりなので、自分のための復習も含めて。

平均律では、1オクターブは12の音程に均等に分けられます。現代の西洋音楽では、ほとんどの楽器でこの平均律が使われています。平均律のダイアトニック・ハーモニカは、Lee OskarやHohnerのGolden Melodyなど。

それに対して、純正律というのはコードの響きを基本としたチューニングです。純正律のコードは、わんわんとしたうねりがなく、とてもスムーズに響きます。ブラジルのHering社のハーモニカは純正律のものが多いです。また、SuzukiのFabulousは平均律と純正律の両バージョン出ているみたいですね。更におたく的な話になりますが、純正律にも色々あって、ハーモニカのチューニングで純正律と言うと、ブロー・コードとドロー・コードの両方を純正律に合わせた、「7リミットの純正律」を指すことが多いです。

例えば、現代のピアノは平均律にチューニングされています。これを、Cの純正律に合わせたとすると、Cのコード(ドミソの和音)はうねりの少ない美しい響きとなります。しか、しこの調律でC以外のコードを弾くと、うねりがひどい汚い響きとなってしまいます。また、12音の間隔が均等でないため、ドレミファソラシドという音階を弾くと、微妙な音のずれを感じずにはいられません。ダイアトニック・ハーモニカは、基本、ブロー・コードとドロー・コードの2種類しかなく、曲によって楽器の持ち替えをするので、純正律にチューニングをするという選択も可能となるわけです。ただ、それでも12音の間隔が均一でないことに変わりはないので、メロディーを吹くと音程がずれて感じられたり、2nd以外の他のポジションで演奏する際に困難が生じたりします。

そこで、最近の主流となっているのが、コンプロマイズド・チューニング(compromised tuning)というものです。これは、平均律の均等な音の間隔を保ちつつ、純正律のコードの響きもできるだけ保つように考慮された、言わば平均律と純正律の間を取ったチューニングです。メーカーやモデルによってその設定は様々で、例えば、HohnerのMarine Bandは純正律寄りのコンプロマイズド・チューニング、Crossoverは平均律寄りのコンプロマイズド・チューニングとなっています。

私は少し前までCハープのみを使って演奏していたので、平均律寄りのコンプロマイズド・チューニングを使っていました。しかし最近、ハープの持ち替えもできるようになってきたので、チューニングにおいて選択の余地ができてきたわけです。ここが悩みどころ。例えば、今私がコピーに励んでいるサニー・ボーイ・ウィリアムソン1世など、伝統的な奏法、コードを多用する演奏をする場合、純正律のハープが最も適していると思われます。しかしそうすると、2nd以外の他のポジションで演奏するのが難しくなってしまう。不可能というわけではありませんが、使う音のチョイスに気を使わなければならなくなります。特に純正律(7リミット)では5穴ドローが目立って低くなるので、この音がトニック(主音)となる12thポジションなどはきついです。ブルースでよく使われる3rdでも、純正律のハープを使う人の演奏を聞くと、この5穴ドローが「低っ!」と感じることがあります。コードの響きを取るか、単音のバランスを取るか・・・悩ましいところです。2ndポジションでも5穴ドローが低いことに変わりはないのですが、個人的には、2ndポジションではそれが逆に良い味になっていると感じることが多いです。この辺は好みの問題でしょうか。

ブルースハープの歴史的には、1980年代まではMarine Bandは純正律(7リミットの純正律)にチューニングされていました。戦前、戦後を含め、ブルースにおけるハーモニカの奏法を開拓してきたハーピスト達は皆、純正律のMarine Bandを使っていたこととなります。ハープおたくの夫が言うには、当時のMarine Bandが純正律でなかったとしたら、ブルースハープの奏法は現在私達が知っているものとは違ったように発展しただろう、とのことです。ブルース・ハープの伝統を築いてきたハーピスト達は皆、コードをふんだんに使った演奏をしていますが、それはやはり楽器のコードの響きが良かったので、コードをたくさん使うのが適していると感じたから、又はきれいなコードを鳴らすのが気持ち良かったからそういうことになったのだろう、というわけです。

しかし、クラシックなサウンドと言われるMarine Bandも、現在のチューニングは純粋な純正律ではありません。それで、トラディショナルな響きやスムーズなコードの響きを求める人は、カスタム・ハープを買ったり、既製のハープを自分でカスタマイズし直したりすることが多くなります(今、私がやっているのがこれです)。カスタムでは、19リミットの純正律(5穴ドローと9穴ドローが7リミットに比べて高くなります。)や、純正律で5穴ドローだけを心持ち高くしたコンプロマイズド・チューニングを使う人も多いです(うちの夫がこれ。確かジョー・フィリスコもこのチューニングだったと思います)。

長くなったので、最後に、平均律が主流の現代において、ダイアトニック・ハーモニカでは純正律にこだわる人が多い理由を整理してみます。どのチューニングを取るかというのは、演奏のスタイルや好みによって人それぞれで、どれが良い悪いという問題ではありませんが、参考までに。順不同です。

1. ブルース・ハープの伝統的なチューニングで、サニー・ボーイ・ウィリアムスン1世、2世、リトル・ウォルター、ビッグ・ウォルターなどの偉大なハーピスト達が皆使ったチューニングだから。

2. 多くの他の楽器と違い、曲のキーによって楽器を持ち替えることが可能だから。

3. 純正律のコードが非常に美しいから(楽器の性質上、純正律でないハーモニカのコードの響きは、ピアノなどの他の楽器に比べて耳障りで聞き難いと言われることがあります。たまに「耐えられない」と言う人さえいます。笑)。

私としては、純正律のハープを1セット、それから平均律に近いコンプロマイズド・チューニング、または純正律で5穴ドローだけを高くしたコンプロマイズド・チューニングのハープを別に1セット持つ、というのが理想かなあ、と最近思いはじめました。既製のハーモニカも最近はけっこうなお値段がするので大変ですけれども、私の場合、12のキー全て揃えるわけではないので(6本もあればだいたいのブルース・スタンダードはできますし、普通のブルース・ジャムでも用が足ります。)、時間をかければそれも可能かと。楽器が壊れた場合のスペアにもなりますしね。そんなわけで、少しずつ本数を増やして行きたいと思っています。

今回、チューニングについて学ぶにあたって、参考にしたページをいくつか紹介します。もっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。ものすごく濃いです。私は数字や科学的な話にはめっぽう弱いので、実はこういうことをお勉強するのはすごーく苦手。でもためになりました!

>Theory of harmonica tuning – ohw.se

>Hohner’s Tunings for Major Richter Harmonicas – Rick Epping

>Temperaments of various out-of-the-box diatonic harmonicas – Patt Missin

2013/09/20

チューニングを学ぶ

Posted in ハーモニカ小物 / お手入れ tagged , @ 10:04 pm by Yuki

あああ・・・。ついに私のハープおたく度ここまで来てしまいました。ハーモニカのチューニングとかセッティングとかは、自分でやるのはこれまで避けてきたのですが、最近はチューニングも自分でやってます。それだけならまだましなのですが、チューニングをするとギャッピングの設定などが多少変わってしまうことがあるので(私のやり方が悪いだけかもしれませんが)、それを修正するためにギャッピングにも興味が出てきてしまったという。

tuning

ハーモニカに限らず、もともと楽器や機材自体にあまり興味がない人間なので、ハーモニカをいじるのとかも興味なかったんです。分解して洗うとか、リード・プレートの端を削るとかはさすがにしますけれども、それ以上の事は難しそうだし覚えるの大変そうだし、そんなことに費やす時間があったら練習したい!という感じでパスしてきました。しかしですね、C調一本でやっていた頃は良かったのですが、さすがに本数が増えてくると、すべて夫に頼むというのも気がひけてきます。夫の他にもカスタムやっている友達や知り合いもいますが、その度にお金や時間(ハーモニカを届けに行ったり、郵送したりする時間、チューニングが出来上がるのを待つ日数)がかかるよなあ・・・と考えているうちに、「自分のハーモニカくらい自分でチューニングできるようになろう」と思ったわけです。それから、夏にワークショップでお会いしたジョー・フィリスコ大先生の影響も実はちょっとあったりします。ジョーのハーモニカはすべて完璧にチューニングされていてました!レッスンを受けていて、彼の耳の良さや、ハーモニカの響きに対する敏感さ、楽器の歴史や構造に対する深い理解などをありありと感じたこともあり、ちょっとでもそれに近づけたらいいな、と思ったのです。

JoeFilisko.resized

現在、私の「憧れのハーピスト・ナンバー・ワン」なJoe Filisko。

それで、ついに重い腰を上げたわけですが、基本、凝り性な性格なので、やってみたら意外に楽しかったっていう。最近、サニー・ボーイ・ウィリアムスン1世(ジョン・リー・ウィリアムスン)のコピーばっかりやっている私を見て、夫が「絶対に純正律のハープを使った方がいい」と言うので、ジョン・リーの曲に使うハープは純正律にチューニングすることにしました。純正律、平均律などについては別の機会に書きたいと思います。

2013/09/15

ブルース・ハープ界の色男たち ・ 第2段

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ小物 / お手入れ tagged , , , @ 10:48 pm by Yuki

仕事がらみの雑用とか、生活上の雑用などに時間を取られることが多い今日この頃。一日中、音楽といい男のことだけを考えて暮らす、というのが私の理想の生活ですが、一応社会人なのでそうも行きません。ということで、ブログで発散!ブルース・ハープ界の色男たちの第2段です。

まず、ものすごくかっこいいこの写真。

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左からElmore James、Sonny Boy Williamson II、Earl Phillips(長い間、Tommy McClennanだと言われてきた様ですが、Earl Phillipsが正解みたいです。)、それからLittle Walter。

ものすごい顔ぶれが、オーラ発散させながらシカゴの街を歩いています。煙草に火をつけているサニー・ボーイとか、楽しそうに笑っているリトル・ウォルターとか、自然な感じが非常に良い写真です。しかもみんな白シャツで、シャツ・フェチの私としてはよだれ出そうです。リトル・ウォルターのタイなんてもう最高。白シャツって、場合によってはミュージシャンというよりサラリーマンみたいになってしまうことがありますが、この顔ぶれではそれはありえません。1953年頃の撮影らしいですが、だとしたらリトル・ウォルターが自己名義でばりばりやり出した頃ですね。こんな無邪気な笑顔を見ると、切なくなっちゃいます。この人には本当に、もっと長生きしてほしかった。

それにしても、リトル・ウォルターとサニー・ボーイの足の長さは尋常じゃあないです。サニー・ボーイにいたっては、こんな写真もあります。

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足長っ!!余裕で8頭身はありそうです。この写真はちょっと無理やり笑っている感があってあれですけど、同じくKing Biscuit Timeからの写真で、こんな素敵なのもあります。

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これ、かっこいい!めっちゃタイプ!何がタイプかっていうとですね、ええと、体つきが。(こら!)まくり上げた白シャツの袖から出てる腕とか、太股の感じとか、足首とか、それに何より私は、背の高い人に弱い。

サニー・ボーイと言えば、私が最近夢中でコピーしている1世(ジョン・リー・サニー・ボーイ・ウィリアムスン)の方も、素敵な写真があります。残されている数少ない写真のほとんどで人の良さそうな笑顔を浮かべているこの方ですが、めずらしくこんなイケメンなのも。

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かっこいいですね!

それから、ビュレット・マイクを持っている、ちょっと激しい感じのこの写真もかっこいい。アンプリファイドの録音は残っていませんが、天才・リトル・ウォルターがあの革新的な演奏で現れるずっと前から、ジョン・リーはアンプリファイド・ハープを試みていたこととなります。

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でもやっぱり、私が一番好きなのは、ジョン・リーらしいこれ。

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明日もコピーに励みます!

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