2012/08/14

ふくれた・・・

Posted in テクニック, ハープ日記 tagged , , @ 11:01 pm by Yuki

昨日、ブロウ・ベンドとオーバーブロウをタングブロックでやる練習をけっこう長い間していたら、マリンバンド・デラックスのコームがふくれてしまいました。

木製コームが湿気や唾液などの水分で膨れてしまうことは珍しくはないのですが、ここまでにょっきり突き出たのは初めてです。夢中で練習していたので、はっと気づいたらこんな事態になっていて、かなりびっくり。5穴から9穴までをピンポイントで2時間ほど、ずっと息を吹き込み続けていたので、こんなことになってしまったと思われ。

一番ひどい所では、リード・プレートの端から1.5ミリは突き出ていました。木製コームって好きなんですが、こういう所が難点です。私はストック・ハープ (カスタマイズされていない、普通にお店で買うハープ) もカスタム・ハープもどちらも好きですが、コームがしっかりしているというのは、カスタム・ハープの一つの良い面だと思います。デラックスも、最近作られたものは防水加工してあるみたいですけれども。

さて、ブロウ・ベンドとオーバーブロウですが、私の場合、タングブロックでできることはできるのですが、実際に曲で (アドリブでは特に) 使うレベルではないので、練習しています。特にオーバーブロウは、タングブロックでできる時とできない時の差が激しすぎ。他のテクニックにも言えることですが、コツは 「どれだけリラックスできるか」 だと思います。「できないからって、力ずくにはならないように!」 を念頭に練習中。

広告

2009/07/01

オーバー・ブロウ / ドロー

Posted in テクニック tagged , @ 10:16 pm by Yuki

先日の続きです。

ブルースハープの演奏におけるオーバー・ブロウ / ドローについての意見は様々で、かなり執着を持って音を出すことに取り組んでいる人もいれば、「リトル・ウォルターやビッグ・ウォルターなどの巨匠達は皆、オーバー・ブロウなんか使わずに素晴らしい演奏をしていたじゃないか。それなのにどうしてオーバー・ブロウなんかが必要なんだ。」 と言う人もいます。この 「どうしてオーバー・ブロウなんかが必要なんだ」 というのは、実は私もそう思っていた時期があるので、わからなくはないのです。現在でも、「オーバー・ブロウを使っているからすごい」 という価値観は私の中にはなくて、「どういう音楽を作り出すか」 ということが最も重要であると思っています。オーバー・ブロウやドローなどのテクニックをを駆使しても、音楽的に脈略がなかったり説得力がなかったりしては意味がないと思うし、オーバー・ブロウを含むたくさんの音をぴらぴらと速く吹きまくる演奏みたいなのにも興味がありません。私が目指すのは、「聞き手にオーバー・ブロウを使っていると気付かせないような演奏」 です。「音楽を作り上げていく中で、出したいと思う音があって、それがたまたまオーバー・ブロウだった」 というのが理想です。あくまでも、「文脈の中で必要だったから使った」 という感じで使いたいと思っています。そういう使い方を上手くやってのけていると私が感じるプレイヤーに、Joe Filisko、Dennis Gruenling、Jason Ricci、Steve Baker などがいます。

最近では、オーバー・ブロウ / ドローを演奏で使う人は珍しくなくなりましたが、全体的にはやはりまだ少数派だと思います。私も意識して練習に取り入れるようになったのはこの2ヶ月ほどで、それまでは実あまり興味がありませんでした。それは上で説明したように、「オーバー・ブロウなんて使わなくても良い演奏はできる」 という気持ちと、「毎日の限られた練習時間の中では、オーバー・ブロウなんかする前にまだまだやらなくてはいけないことはたくさんある」 という気持ちがあったからであります。でも最近は、「そこに音があるなら (ブルース・ハープという楽器がオーバー・ブロウ / ドローができるように作られているなら)、使わない手はないんじゃないか、というか、使って当然なんじゃないか」 と思い始めています。まあ、基礎的なテクニックがかなり改善されて、練習時間に余裕ができてきたということもあるのですが。何はともあれ、ジョーやデニスやジェイソンやスティーヴなどのように使いこなせるようになるのはまだまだ先のお話です。