2013/12/05

グリッチ!

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 自分の録音・録画 tagged , @ 11:19 am by Yuki

師走です。皆さんいかがお過ごしでしょうか?私もさすがに人並みに忙しい毎日で、ブログのネタを考える時間もありません。そんなわけで、今日はこちら。

Harmonica+rap+glitch

うちの夫がYouTubeにアップした動画に、「この曲使ってこんなの作ってみたから、聞いてみ!」というコメントが寄せられたのだそうです。私はよくわかりませんが、グリッチ(glitch)って言うんだとか。音楽として良いのかどうなのかは微妙ですが、まあ楽しいことは楽しいです。

オリジナルはこちら。アダム・ガッソー (Adam Gussow) が自身のサイトのフォーラムで自ら取り上げて、フレージングが上手いと大絶賛していたこともあります。

Slow Blues in D – solo harmonica

これを録音したのはかなり前なので(まだドレッドだった頃。爆)、久しぶりに聞きました。自分の演奏が上達すると、人の演奏の聞き方も変わるものだなあ、とほんとに思います。今までは聞こえなかった、細かいこだわりみたいなのが聞こえてくる。私はやっぱり、良い音色で、細部の表現にこだわった、趣きのある演奏が好きです。

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2011/06/13

ゲスト当てクイズ

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , @ 10:53 pm by Yuki

先日の夕食時の会話。

夫: アダム・ガッソーの新しいアルバムには、ある人がゲストで参加しています。さて、誰でしょう。

妻: えと、クイズにするってことは、私が興奮するような人ってことよね。う~ん、キム・ウィルソン?

夫: ブー。違います。ハープ・プレイヤーじゃありません。

妻: じゃあ、ええと、ええと、他に私の好きな人・・・リック・エストリン?

夫: ブー!!だからハープ・プレイヤーじゃないって!!

妻: あ、そか。じゃあ・・・。あ!!ジョン・クリアリー!!

夫: ブー。

妻: ヘンリー・バトラー!!

夫: ブー。

妻: ラ、ランディ

夫: ブッブー。

妻: ああー!!わかった!ジェリー・ジェモット!!

夫: ピンポーン。正解。

だそうですよ!ジェリー・ジェモット!神!私の (というか、たぶん多くのベーシストの) ベース・ゴッドですよ!!1曲だけらしいですけどね、アダム+サタン+ジェモットをミックスするとどんな味のカクテルに仕上がるのか、興味深いではありませんか。

こちらでちょっとですがサンプルが聞けます。
Thunky Fing Rides Again (feat. Jerry Jemmott)

最後に、最高にかっこいいジェモットの有名な演奏をひとつ。
King Curtis “Memphis Soul Stew”

2009/07/10

リトル・ウォルターの亡霊

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , , @ 2:29 pm by Yuki

少し前に、アダム・ガッソー (Adam Gussow) が、自身の運営するサイトで、とても興味深い書き込みをしていました。バラス・ラジャクマー (Bharath Rajakumar) という、カナダのハーピストについてのトピックです。YouTube などをまめにチェックしている方ならご存知だと思いますが、バラスはかなり完璧なリトル・ウォルターのコピーをすることで有名なプレイヤーです。こちらで音が聞けます。
Bharath and his Rhythm Four – Little Walter’s Tell me Mama

アダムは、バラスが素晴らしいプレイヤーだということを述べた上で、ある問題を提起しています。ブルース・ハーモニカを現代化  (modernize) することに常に心を砕いてきたアダムらしいトピックだと思います。彼は自分の意見をはっきりと述べていますが、それを決して読み手に強要しないオープンな内容です。この人は、大学で英語の教授をしたり、本を出したりしているだけあって、いつも素晴らしい文章を書きます。リズムがあって、明快で、読み手をぞくぞくさせるような、美しい文章です。私がした下手な訳だけではなくて、原文も読むことをぜひぜひお勧めします。
Modern Blues Harmonica

アダムの文章が素晴らしいので、今日は私自身の意見は書かずにおこうと思います。
皆さんはどう思われますか?

*       *       *       *       *

反駁を恐れずに、ここに明記する。地球上の全てのハーモニカ・プレイヤーの中で、バラス (ケベック州モントリオール在住) は、完璧な、ぞっとさせるような、非の打ち所ないリトル・ウォルターのサウンドを作り出す数人のうちの一人である。そのサウンドの完璧さは、リック、フレージング、全ての方面においてであるが、特にその機材 (小さなアンプだと思う。賭けてもいい。) は、リトル・ウォルターのレコーディングのほとんど全てのニュアンスを再現させることを可能にしている。

これは中途半端な仕事ではない。この男の夢は、リトル・ウォルターを獲得すること、複製すること、リトル・ウォルターを - 彼の音を、スタイルを、幅広いアプローチを - 生き返らせることだったに違いない。

君はこれについてどう思うだろうか?これは偉大なことだろうか?必要とされたことだろうか?それとも、彼は自分自身を - 彼のオリジナリティを、それがどういうものであれ、「バラス・サウンド」 と呼ばれるべきものを - いけにえにしたのだろうか?完全に忠実な再生という名の十字架の上で。

君たちはたぶん、僕がどう思っているかを知っているだろう。でもやはり言っておこうと思う。僕は、彼はブルースハープというものを制御する道のりを、ちょうど半分まで来ただろうと思う。それも、とても素晴らしいやり方で。そして僕は、彼がそこで止まることを自ら選んだのだろうとも思う。もし彼がこれより先に進まないのならば - というのは、リトル・ウォルターの亡霊がとり憑くことをよしとせず、払い除けることをしないのならば、ということだけれど - 彼は忘れ去られる運命にあるだろう。素晴らしいイミテーターであることよりも悪いことはたくさんある。彼は全く素晴らしいリトル・ウォルターのイミテーターだ。最高のイミテーターかもしれない。間違いなく最高のイミテーターの一人だろう。しかし、僕は - まだ - 彼がどんなクリエイティブなミュージシャンであるかということについては、何も知らないままだ。

もし僕が 「ジェイソン・リッチ・サウンド」 というものを理解したいと思ったら、僕にはそれがどういうものであるかということの考えが幾分ある。「ソニー・テリー・サウンド」 や 「リトル・ウォルター・サウンド」 についてならば、僕は間違いなくそれがどういうものかを知っている。

「バラス・サウンド」 はどういうものなのだろう?それとも僕はバラスのことなど忘れて、ただリトル・ウォルターを聞いていればよいのだろうか?

あるいは、バラスがいかにに完璧にリトル・ウォルターを習得したかということを考えたら、僕はリトル・ウォルターのことも忘れるべきなのだろうか?そして、ブルースハープの伝統の中の、どこか他のところを見るべきなのだろうか?

僕は、若き日のリトル・ウォルターが - バラスの年齢のリトル・ウォルターが - 半世紀前のブルース・ハーモニカ・スタイルへ対するバラスの忠実さを目にしたとしたら、 極めて奇怪だと感じただろうと確信している。1950年代初期のシカゴでは、そんなふうには事は運ばなかった。その時代では、エキサイティングな新しいサウンドを作り出すことが全てだった。それこそが、大勢のミュージシャンに抜きん出る手段だったんだ。ぐつぐつと煮えたぎる蟹鍋の中から這い上がって生きのびるためには、そうするしかなかった。当時は、ブルースは常に再発明され続けていて、リトル・ウォルターもジョン・リー・ウィリアムソンやブルーバード・サウンドのスタイルをマディとの初期のセッションで使っていた。けれど、彼がアンプを使い始めた瞬間・・・他のプレイヤーにはない強みを彼は見せたんだ。

あるいは、もしかしたら、僕は完全に間違っているのかもしれない。なぜ僕は、「ブルースを新しくする」 ということにそんなに執着しなければならないのだろう?リトル・ウォルターが50年代にそうしていたからという、ただそれだけの理由で。もしかしたら僕は、僕自身ののやり方で、バラスと同じくらいのクローンなのかもしれない。リトル・ウォルターの哲学的クローンだ。伝統を保持するだけではなく、新しくすること、新しいサウンドを見つけること、楽器を現代化させることに対して僕が感じているストレスは、もしかしたら見当違いなことなのかもしれない。ブルース・ハーモニカの世界と文明には、愛のある、忍耐強い、鍛練された、私心のないアーキビストが必要なのかもしれない。古典の価値を認め、現在のステージで鮮やかに蘇らせることによって、それらの音楽を存続させる手助けをするプレイヤーが。バラスのアプローチは、一流のヴァイオリニストが見せる、クラシック音楽の伝統的なアプローチと同じものなのかもしれない。リトル・ウォルターのレコーディングは、レパートリーであり、楽譜であり、バラスはその楽譜をリアルタイムで鮮やかに蘇らせるのだ。私達にはそれが必要なのかもしれない。

答えは君が見つけてくれ。

2008/10/07

Adam Gussow のコンサート (おまけ)

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , , @ 9:48 am by Yuki

このコンサートでアダムと一緒に演奏したベン・バウマン (Ben Bouman) は、オランダ人のハーピスト / ハーモニカ教師 / ハーモニカ・カスタマイザーです。私は4~5年前から顔見知りだったのですが、「なんか気難しそうな人だなあ」 という印象が強くて (そう思うことになった経緯は色々とあるのですが、長い話なので省略。)、あいさつと軽い会話を交わす程度の仲でした。それが、今年の5月に行ったデニス・グルンリング (Dennis Gruenling) のワークショップで一週間ほど一緒に過ごして、すごく好きになってしまったのであります。私達がアムステルダムで行われた今回のイベントに参加することができたのも、実は彼のおかげなのでした。ベンは10月にはブリストルのフェスティバルに来るので、また会うのが楽しみ!

さて、アダムが YouTube でアップした最新映像に、こんなものがあります。
“Stone Fox Breakdown” (Gussow and Bouman)

アダムがベンの家を訪ねて、”Stone Fox Breakdown” を録音するまでの過程を楽しいビデオにしたものです。アダムの足ダンスも見られる!
“Stone Fox Breakdown” というのはもちろん、かの有名な Charlie McCoy の “Stone Fox Chase” をアレンジしたものです。オリジナル曲はこちら。
Area Code 615 “Stone Fox Chase” (1970)

このブログを前から読んでくださっている方々の中には、SEYDEL 1847 をカスタマイズしたり (>SEYDEL 1847)、オクターブ下の音を歌うと音色がよくなると教えてくれたりした (>オクターブ下の音を歌う) 「オランダ人の友人」 が登場したことを覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、この友人こそがベンなのであります。

Ben Bouman のカスタム・ハープのページはこちら
Beta Harps

彼のバンド、Marble Tones のページはこちら
Marble Tones (MySpace)

私はこのバンドのページで聞ける “Rebirth” という曲が大好きです。ハープ一本で奏でられるこの熱く切なく美しい曲は、ベンの恋人だった女性が、おなかの中にいた赤ちゃんを亡くした時に作った曲なのだそうです。

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2008/10/06

Adam Gussow のコンサート

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , @ 8:49 am by Yuki

マスター・クラスの後は、深夜までコンサートがありました。前半はオランダ人のハーピスト、ベン・バウマン (Ben Bouman) が率いるバンド、Marble Tones が演奏し、後半にアダムがゲストとして登場。アダムとベンのハーモニカ・バトルのシーンもあり、楽しい一夜でありました。

今回、ワークショップやマスター・クラスを含めて感じたことは、アダムの演奏は “So sweet!” (こういう場合の “sweet” って、日本語では何ていうのでしょう?甘い?甘美?、、、なんかちょっとニュアンスが違う気がします)。YouTube やCDの演奏を聴いた感じでは、もっとどぎつくて荒い演奏だどいう印象が強かったのです。ストリートで長く演奏していた人は、(良い意味でも悪い意味でも) 荒い演奏をする人が多いですよね。アダムの演奏は、もちろんそういう (彼の場合は良い意味での) 荒さもあり、ぐいぐい攻めてもくるのですが、それと同時に、彼の奏でるメロディーやうきうきとするスウィング感は、とっても sweet なのです。これは私にとって大発見で、ますますアダムのファンになってしまったのであります。

以前も書きましたが (>ライブに行こう!)、私は 「ミュージシャンはライブがよくてなんぼ」 だと思っています。CDがどんなに良くてもライブがいまいちなミュージシャンは好みではないし、逆に言うと、ライブを見るまでは最終評価はおあずけにしておこうと思っています。今回も、生で演奏を聴くことの大切さを改めて思いました。

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2008/10/05

Adam Gussow のマスター・クラス

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 9:57 am by Yuki

ワークショップの後、みんなで食事に行き、その後はマスター・クラスとコンサートがありました。ワークショップとマスター・クラスってどこが違うの?と思っていた私ですが、アダム自身もよくわかっていなかったらしくて、食事中に 「どこが違うの?」 とみんなに聞いていました (笑)。毎回このハーモニカ・ミーティングに参加しているオランダ人の話では、「このミーティングにおけるワークショップとは、限られた人数のプレイヤーを指導するレッスンで、マスター・クラスというのは大人数の (ハーモニカ・プレイヤーとは限らない) 観客を相手にレクチャーをするもの」 なのだそうです。そうか、、、うーん、どうしようかなあ、、、と悩んでいたアダムですが、結局、客席の中から何人かステージに上がってもらって指導することに決めたようです。

さて、マスター・クラスは、レストランでのオランダ人の説明通り、ワークショップよりも規模が大きかったです。雛壇になった客席には収まりきらず、床に座る人や立ち見の人も続出。数えたわけではないですが、100人以上は入っていたと思います。「コンサートやワークショップは平気なんだけど、こうして大勢を相手にレクチャーをするのは、けっこう緊張するなあ」 と言ってマスター・クラスを始めたアダム。先ほどの予告通り、客席から希望者を何人かステージに上げて、レクチャーをしました。前半は初級レベル3人、後半は上級者4人がステージで演奏して、アダムのアドバイスを受けていました。

「初級レベルではないけれど、上級とは言いがたいしなあ、、、」 と思って、こういうシチュエーションでは普段は怖いもの知らず (ずうずうしいとも言う) の私も、手は挙げませんでした。しかし、上級者ということでステージに上がった人でも、4人中3人は大したことなかったです。上級というのはプロ級に上手い人のことだと思っていた私は、拍子抜け。こんなことなら上級者として手を挙げればよかった!と後悔したのでした。

次回は、アダムのコンサートについて書きます。

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2008/10/04

Adam Gussow のワークショップ - その2

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:01 am by Yuki

ハーピストであり、大学の教授であり、作家でもあるアダム・ガッソー (Adam Gussow)。特に有名なのは、150本にも及ぶ、YouTube でのハーモニカ・レッスン。無料でこんなことをしてしまうなんて、彼のハーモニカに対する情熱には頭が下がります。この YouTube のレッスンに影響を受けたプレイヤーも多いはずです。

YouTube を見た感じでは、かなりハイテンションな人というイメージが強くて、旅行中でまったりとしていた私は、「どうしよう。あのテンションについていけるかしら」 とちょっと心配しつつ、ワークショップに参加しました。案の定、ジョークをとばしながらテンション高めでワークショップを進めるアダム。しかし、その後みんなで食事に行ったのですが (こういう機会があるのも、ワークショップに参加するメリットであります)、その時は打って変わって、真面目そうな紳士という感じでした。YouTube では、ぜんぜん大学の教授っぽくない!と思っていたのですが、この時は、教授という肩書きがぴったりくるなあ、と思ったのであります。

さて、ワークショップですが、参加者は25人ほど。ひとりひとり演奏する場面はなく、演奏する時は全員一緒でした。私は、どちらかというと、ひとりずつ順番が回ってくるワークショップの方が、他の人の演奏も聞けるし、自分の演奏の改善点も良く見えて好きなので (緊張しますけど)、それはちょっと残念だったのですが、たぶん時間の配分を考慮してのことだったと思います。2時間という短い時間の中で、25人ひとりひとり演奏させて指導する時間の余裕はないので、仕方ないですね。身体の動かし方とか、テンポをキープする練習だとか、全員で一斉に行える練習をうまく取り入れたワークショップだったと思います。

何より、1メートルくらいの至近距離でアダムの演奏を聞くことができたことが、一番の収穫でした。

次回はアダムのマスター・クラスについて書きたいと思います。

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2008/09/26

Adam Gussow のワークショップ - その1

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:03 pm by Yuki

先日、アムステルダムで行われた、アダム・ガッソー (Adam Gussow) のワークショップに参加してきました。アダム・ガッソーといえば、YouTube で見られるハーモニカ・レッスンで有名。現在のブルース・ハープ事情をチェックしている人ならば、誰でも知っている有名人です。

写真はワークショップの様子です。詳しくはまた後日書きます (今日帰って来たばかりで、くたくたに疲れているのであります)。

Adam Gussow のワークショップ - その2
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