2013/07/19

キム・ウィルソンに会いに行く

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged , , @ 3:41 pm by Yuki

今日は朝から、「何ニヤついてんの?」 と夫につっこまれてしまった私です。これを書いている今も、ついつい顔がゆるんでしまいます。だってだって、昨晩のファビュラス・サンダーバーズが、あんまりにも素敵だったんです!

このメンバーでのライブは何度か見ていますが、バンドとしては今回が一番良かったです。いつだったかキムがインタビューで、「現在のバンド・メンバーはみんな、自分ひとりの演奏よりも、バンドとして良いサウンドを作ることを大切にしている」 というようなことを言っていた気がします。今回のライブは、それがものがすごく感じられました。グルーヴィーなリズム隊、Jay MoellerとRandy Bermudesの上で、シャープなJohnny Moellerのギターと、心に響くMike Kellerのギターが掛け合いをする。それをぐいぐいひっぱるのはやはり最高のフロントマン、Kim Wilson。

もう、ものすごーくかっこよかったです。しかもみんな、いい男 (やっぱりそこかい)。ランディ好き、シャツ・フェチの私としては、「今日はどんなシャツかしら。やっぱり黒かしら」 とどきどきしていたのですが、ステージに現れたランディは、なんとチェックの半袖シャツでした。萌えまくり。しかも、となりのマイクもチェックの半袖で、ダブル萌え。(ええと、意味のわからない方は過去記事をご覧下さい。)

Randy_Bermudes_Mike_Keller

やっぱりね、ランディはかっこよかったです。せくしぃでしたです。思わず告りそうになりました。それから、キムが毎回やる長ーいハープ・ソロの間、バンド・メンバーはいったんステージから降りるのですが、戻ってきた時にマイクがセブンアップの缶を持って来てステージで飲んでいて、それ見て 「かーわーいーいなあ!もう!」 と叫びたくなりました。セブンアップ飲むマイク・ケラーに萌えるこの感じ、わかっていただける方はぜひご一報下さい。お友達になりましょう。(そんなのたぶんわかる人いない。)

のっけからアホモードでとばしましたが、このブログは確かハープ・ブログだったはずなので、そろそろ肝心のキム兄のハープについて書きたいと思います。

結論: キム兄はやっぱりすごい。ぜんっぜん格が違う。

ライブは何回も見ているし、すごいのは承知だったはずなのですが、私が知っていた以上にキム兄はすごかった。豊富な音色とフレージング、攻めるところと引くところの絶妙なタイミング、音の切り方などの表現力、もうどれを取っても別格です。キム兄万歳。

f_thinderbords2a.resized

写真はもっといっぱい撮りたかったのですが、音楽に集中できないので、数枚に留めました。ハープ吹いているときはめっちゃ集中して聞いていたので、とてもじゃないですが撮れませんでした。。。ブロガー失格。

キム兄、最近ちょっと痩せましたよね。どうかどうか、これからも健康で、ずっとハープを吹き続けてください!

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2012/02/20

Bald Head

Posted in ハーモニカ以外 tagged @ 4:51 pm by Yuki

突然ですがみなさん、自分のパートナーの異性に対する好みをどれくらい把握していますか?

私は夫の女性の好みというのはよくわかりません。例えば映画なんかを観た後、「登場した女性の中で誰が一番好き?」 というようなアホな質問をしたとしますね。すると、夫の答えは私の予想とだいたい合ってはいるんですが・・・ですが、波風立てないように、私の賞賛を得られそうな女性を選んで言っているような気が、なんとなくするんですよね。「あんな女のどこがいいの!?ムキーッ!」 と言われない人をわざと選んでいるというか。まあ真相はわかりませんが。

それとは裏腹に、夫は私の好みの男性をズバズバ当ててきます。ライブなんかを観に行って、「あら、あのギタリスト、なかなか素敵じゃな~い?」 なんて思っていたりすると、すかさず横から、「かっこいいと思ってるでしょ」 などのつっこみが入ります。夫、すごい。私の好みすっかり把握。

しかしですね、そんな彼でも、たまに見落とすこともあります。例えば、ランディ・バミューデス (Randy Bermudes)。私がこれほど騒いでいるのに、ランディはノーマーク。純粋にベースの演奏が好きなだけだと思っているみたいです。確かに演奏が良いから好きなんですが、そのセクシーさに惹かれる部分もあるのが事実。以前さんざん書いたのでここでは割愛しますが、彼がベースを弾いている様は最高にセクシー。チェックの半袖シャツがここまで似合う人もそうはいない (シャツフェチ)。

しかし夫は、サンダーバーズでは、ジョニー・モラーとか、ジェイ・モラーとかを疑っているみたいで、ランディはノーマーク。確かにジェイ・モラーなんかは、背が高くて髪が長くて大変いい男で私のタイプではあるのですが、セクシーさではランディがダントツ(死語?)。なのになんでノーマーク?こんなに好きなのに?

などと考えていて、思い出した会話がありました。「ねえねえ、もし自分が女だったとしたらさあ、キムとロッドのどっちの彼女になりたい?」 という、例によってかなりアホな質問を私がした時のこと (キムとロッドというのは、キム・ウィルソンとロッド・ピアッツァのことです、もちろん)。私はてっきりキムって答えると思っていたんです。何しろ、三度のご飯よりキムが大好きな人ですから。それが、ロッドだと言うではありませんか。「ええ!?なんで!?キムのことあんなに愛してるくせに!?」 という私の問い詰めに夫はなんと、なんと・・・

「ハゲの男を好きになるとは思わないんだよね」

という暴言!!

なんてことを言うのでしょうか、この人は。自分だっていつか剥げるかもしれないのに!?まあ、「もし自分が女だったとしたら」 というアホな仮定の上の話ですから許されるのかもしれませんけれども。

そんなわけで、ランディはノーマーク。理由はたぶん、ハゲだから。ふっ、まだまだ甘いな、夫。確かに私は髪の長い男性に惹かれることが多いのですが、髪が長けりゃ誰でも良いかというとそんなことはもちろんなくて、逆に髪の毛がなくても素敵だと感じることもあります。最近いいなあと思ったのは、ンタレ・ムワイン (Ntare Mwine) という俳優さん。

例の Treme というニューオリンズが舞台のドラマに出ていて、ずっといいなあと思っていたんですけどね、第2シーズンの最終話で話が急展開して、彼のセクシーさが爆発いたしました。要は女性とのからみがあったわけですが、目線や話し方や仕草がセクシーなんですよ。相手の女性を見つめたり抱きしめたりする仕草に、「愛しい」 という思いがこぼれ出てしまう、そんな感じです。特に過激なシーンがあったわけではないのですが、演じる人の作り出す雰囲気が、露骨なベッドシーンなどよりもずっと見ている側をどきどきさせることってありますね。

ところで、日本では頭を剃った人のことを 「スキンヘッド」 と言ったりしますが、英語圏でスキンヘッドと言うと、最近ではネオナチや白人至上主義などの人種差別的な思想を持った人のことを表すことがほとんどで、ただ単に頭を剃っている人のことはスキンヘッドは呼ばないので、注意が必要です。

本日の一曲は、プロフェッサー・ロングヘアーのこれ。
Professor Longhair, Bald Head

2011/10/03

キムなしの一年

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , , , , @ 1:39 pm by Yuki

毎年イギリスにツアーで来ていた Fabulous Thunderbirds。今年は来ないみたいです・・・。いえね、7月に来るというスケジュールはあったのですが、キャンセルになりました(泣)。サンダーバーズが来ないということは、どういうことかと言いますと、ええとつまり、今年はキムのみならず、私のベース・アイドルであるランディ・バミューデスも観られない!!!ということです。おろろーん(号泣)。

これは私にとって非常に悲しいお知らせだったのですが、10月にフランスとベルギーのブルース・フェスティバルに、キムが Kim Wilson Blues All-Stars として参加するということだったので、なんとか仕事の都合をつけてそれに行こう!という計画を立てていたのです。ご存知の通り、キムは Fabulous Thunderbirds とは別に、Kim Wilson Blues All-Stars というブルースを中心に演奏するバンド・プロジェクトも行っていますよね。ブルース・ファンの方なら、「キム・ウィルソンを観るなら、サンダーバーズではなくてブルース・オールスターズで観たい」という方も少なくないのではないかと思います。 私も正直なところ、キムだけに関してならば(つまり、ランディや数年前までサンダーバーズで演っていたカーク・フレッチャーやニック・カランなど、キム以外のお目当てのプレイヤーを考慮しなければ、ということですが。)、できればブルース・オールスターズで観たい。しかも現ドラマーは、私の大好きなリチャード・イネス(Richard Innes)。

これは観たい。何としてでも観たい。彼のドラムって、何ていうかこう、ダイレクトにハートに響くんですよね。特にバックビート(2拍目と4拍目)がスパッスパッと心に響きます。(これは上手いブルース・ドラマーに共通するもので、ウィリー・スミスなんかがその良い例だと私なんかは思うのですが。)更に、このリチャード・イネスに加えて、ベースはあのラリー・テイラー(Larry Taylor)。このリズム・セクションで演奏するキム・ウィルソン。これはぜひ観たいじゃあないですか。

しかしですね、なんとこれもキャンセルとなりました。ということで、今年はキムなしの一年となりそうです(泣)。のをあある(萩原朔太郎風に号泣)。噂で聞いたところによると、キムは今年、ちょっと深刻な健康上の問題があったそうなので、そのせいかなあ・・・なんて心配したりもして。アメリカ国内ではツアーも行っているので、まあ元気そうですし、あくまで噂話ですので、みなさん本気にしないでくださいね。でもその噂はさておき、やはりいい歳であることは事実なので、キム兄には体に気をつけて、ずっと元気でハープを吹き続けてもらいたいものだと思います。

そんな願いを込めて、今日は “Tigerman” のクリップで閉めたいと思います。前述のリチャード・イネスとラリー・テイラーに加え、ジュニア・ワトソン、ラスティ・ジン、ジーン・テイラーという錚々たる顔ぶれ。

Kim Wilson – 1993 – “Tigerman”

2011/07/13

音楽はやはりメイクラブ的に

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , , , , @ 2:39 pm by Yuki

このブログを読みに来て下さっている方々はご存知かと思いますが、私は古いブルースと同じくらい、現代のブルース・プレイヤーやブルース・シーンに興味があります。例えば、「何だかんだ言ってもやっぱり誰もリトル・ウォルターにはかなわないや」 というようなことを思うこともたびたびあるのですが、それでもやっぱり現代のブルース・シーンを追うのは楽しいと思います。現在トップ・プレイヤーとして活躍している人達は皆、ものすごい労力と時間を費やして真剣に古いブルースを勉強して来たはずで、そういう人達が今、どうやってブルースを自分のものとして演奏しているかというのは、彼らと同じく現代においてブルースを演奏する者の端くれとして、また純粋にブルース・ラバーのリスナーとして、私はすごくエキサイティングなことだと思うんです。

最近はまっているのが、ジョン・ネメス (John Nemeth) がキッド・アンダーセン (Kid Andersen)、ランディ・バミューデス (Randy Bermudes)、マーティー・ドッドソン (Marty Dodson) と演奏しているクリップです。このブログでは何度か取り上げて来ましたが、すごく好きな演奏で、もうちょっと書きたくなってしまったので。

>John Nemeth & Kid Andersen – Come And Get It

>John Nemeth & Kid Andersen – She’s Looking Good

ジョン・ネメスはハーピストなのでみなさんご存知かと思いますが、他の3人も、現在のブルース・シーンで活躍しているミュージシャンです。ハーピストとの共演も多くて、キム・ウィルソン、リック・エストリン、チャーリー・マッスルホワイト、マーク・ハメル、デニス・グルンリングのアルバムなどで一度は名前を目にしたことがあるかと思います。誰と誰が一緒に演っているかというのを追うのもまた、現代ブルースの楽しみのひとつです。私はそれほどくわしいわけではないですが (すべてのミュージシャンの活動を常に追っているわけではないので。)、でも例えば、デニス・グルンリングのアルバムにマーティー・ドッドソンの名前を見つけたり、リック・エストリンのライブにランディ・バミューデスがゲストで参加しているのを見たりすると、やっぱりわくわくしちゃいます。

ジョン、キッド、ランディ、マーティーという組み合わせは他では見たことがないと思うのですが (いや、他にもある!と言う方はぜひ教えてください!)、すごくかっこいいと思います。ランディが出ているので私としては視覚的に楽しいというのもありますが、そういう下心は抜きにして、純粋にバンド・サウンドとしてこのクリップの演奏はすごく好きです。マーティーのプレイにランディが反応したり、その逆もあったり、ジョンの歌とキッドの掛け合いが良かったり、マーティーがジョンのプレイに反応して煽ったり、それにランディが加わったり。4人のからみ具合がおもしろくて、何度聴いても飽きません。

ブルースに限らず、クラシックなんかでもそうなのですが、音楽には、特定の相手と演奏するからこそ生まれるエネルギーやマジックみたいなものがあって、そこがおもしろいのだと私は思います。パフォーマンスの場合は、会場の雰囲気やオーディエンスのヴァイブなどによっても演奏のエネルギーの方向性が変わります。それが生きた音楽というものであって、誰とやっても同じ、どこでやっても同じ演奏しかできないなら、それはつまらないというか、人と演奏したりパフォーマンスとして演奏をする意味はあまりないような気が私はします。

以前、知り合いのギタリストがドラマーに、ある曲 (確かマジック・サムの曲だったと思います。) を 「CDと同じようにやって」 と頼んでいるのを耳にしたことがあるのですが、傍で聞いていて、「それは無理!!」 と思いました。だって、彼 (ドラマー) はマジック・サムとやるわけではないし、他のバンド・メンバーだってCDで演奏しているミュージシャンとは別人です。バンドの編成だって違います (そのバンドには原曲にはないハーモニカが入っていました)。「全体的にこういう感じで」 というのならわかるのですが、最初から最後までCD通り叩けというのではアンサンブルから生まれる音楽の面白みを殺してしまうと思います (誤解のないようにちょっと説明しますが、私はすべての音を一音一音コピーして学ぶやり方を否定するわけではありません。それはブルースを学ぶ上では避けては通れない道だと思います。でも、それと私がここで言いたいことは別のことです)。2人のミュージシャンが、よく聞き合って、反応し合ってひとつの演奏を作り上げる時、1+1が2以上になる瞬間があるのが、音楽というものだと私は思うんです。

以前書いたマーティー・ドッドソンについての記事で、

「どういうシャッフルを演奏するのかというのは、他のプレイヤーがどういった演奏をしているのか、どういったサウンドを作り出そうとしているのかによる」

「他のバンド・メンバーと一緒に音楽的な演奏を作り出すことにエネルギーを注ぐことが大事なんだ」

というマーティーの言葉を紹介しましたが、これは人と一緒に音楽を作り上げる上で、本当に大切なことだと思います。先日ライブを見たジェリー・ジェモットも、他の人がソロを取るたびに毎回身体の向きを変えて、そのプレイヤーと会話をするかのようにベースを弾くその姿がとても印象的でした。ギター、ハモンド・オルガン、ピアノ、テナー・サックスとソロを取る楽器は多かったのですが、その度にジェモットは身体の向きを変えるんです。

他の奏者の演奏をよく聴いて、それに反応して演奏するというのはアンサンブルの基本だと思いますが、でも、他のプレイヤーがやっていることを聞かずに弾きまくる (吹きまくる) 人って意外と多いですよね。こういう演奏を、英語で “wanking” と言います。”wank” というのは、スラングでマスターベーションのことです。特にギタリストに多くて、ロックっぽいギタリストが集まるジャム・セッションでは 「大ギター・ワンク大会」 となってしまうこともあり、こういう時は私は演奏はあきらめます。でもドラマーやベーシスト、ピアニスト、ハーピストでもたまにワンキングをしている人を見かけるので、ギタリストに多いというのはただ単にギタリスト人口が多いというだけなのかもしれません。何はともあれ、音楽はやはりマスターベーション的にではなくて、メイクラブ的に楽しみたいものだと思います。

2011/06/27

キム、客席に降りるの巻

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , , , @ 1:05 pm by Yuki

なんだか最近ろくでもないことばかり書いていますが、一応お勉強もきちんとしています。スロー・ブルースにおけるベース・ラインと、ベースと他のパート (ヴォーカルを含む。) のからみ方をもっと勉強して改善しようということで、古い物から新しい物まで色々と聴いていたのですが、その中で大いに気に入ったクリップ。

キム・ウィルソンが非常にかっこいいです。ハーピストがステージから降りて、客席でハープを吹くというのはよくある光景ですけれども、キムがやっているのは初めて見ました!マイクなしで演奏しているのは見たことがありますが、客席に下りているのは他では見たことがなかったように思います。最後は歌までマイクなしで歌っています。キム兄、かっこいい!歌上手い!先日のクリップから名誉挽回!

ちょっと長いので2本仕立てになっています。佳境に入るのは2本目ですが、1本目はそれほど長くないので、お時間のある方はぜひぜひ1本目からどうぞ。かっこいいですよ!ロックっぽいのからソウルっぽいのまで色々演りますが、ブルースもしっかり演奏できるのが、Fabulous Thunderbirds の魅力。

>Fabulous Thunderbirds Early in the Morning Ram’s Head P1

>Fabulous Thunderbirds Early in the Morning Ram’s Head P2

マイク・ケラーのソロもすごく良いです。音きれいですねえ。それに、ちょっと袖口がはだけすぎですが (いい男のシャツのこととなるといちいち細かい。)、今回はTシャツなし!

ランディはウッド・ベースを弾くこともあって、こういう曲を演奏してもさすがに上手いと思います。この方は普段は親指をピックアップの端にのせて残りの指で弦を弾くことが多いのですが、こういう曲では親指を使って弦を弾く様に弾いたりするんですよね。スラッピングっていうんですか?詳しいことはわかりませんけれども、ちょっとウッド・ベースっぽい音が良いと思います。繊細な演奏。他のプレイヤーとのからみも上手い。かっこいい人の演奏を聴くと、私はいつも本物のベースが弾きたくなってしまうのですが、なんとか自分に言い聞かせて、手を出さないようにしています。だめだめ、そんなお金も場所も時間も体力 (ベース・アンプはさぞかし重かろう。) もないんだから。それに、私のことだから、がむしゃらに練習して腱鞘炎にでもなるに決まっている (バイオリンを練習しすぎて腱鞘炎になったアホな経験あり)。来世は絶対にベーシストになりたいと思う今日この頃。

2011/06/18

ミュージシャンのシャツの着こなしを見てみる

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , , , , , @ 9:16 am by Yuki

先日の記事で、ジェリー・ジェモットがキング・カーティスと演奏しているクリップを紹介しましたが、それを見ていて気づいたこと。

シャツがフリフリ!

タキシードにフリルのシャツにサングラスという着こなし。かっこいいではありませんか。胸元もフリフリ、袖口もフリフリでかわいい!シャツフェチの私としては、いい男が素敵にシャツを着こなしているのを見ると、へろへろになってしまいます。例えば、ランディ・バミューデス。

パープルですよ、パープル!ランディは黒を着ることも多くてそれも似合うのですが、こういう白っぽい色の方が数倍素敵だと思います (白シャツフェチ)。肩から胸にかけての刺繍もかわいい。それにこの、身体の線がちょうどよく出たフィット感。どうですか、みなさん。手を伸ばしてそっと触れたくなりませんか?時間をかけてやさしくゆっくり脱がせたくなりませんか? (たぶんならない。) このシャツを着て演奏しているクリップもあって、これは非常に危険です。こんなのを YouTube に載せてはいけません。好きになってしまいます。刺繍がついた袖口から覗く手と、シャツの身体へのフィット感と、首周りの開き具合にノックアウト! (死語!)

>Fabulous Thunderbirds: She’s Tuff

ハーピストでも素敵にシャツを着ている人がいますね。ちょっと粗雑な着こなしがその攻撃的な表情に合っているリトル・ウォルター。メンチ切っている (また死語?) ヤンキーに見えないこともないですが、この荒々しさはかっこいいです。不良 (死語続出?) の上級生に憧れる中学生みたいな気分になっちゃいます。ウォルター先輩、第2ボタン下さい!

サニー・ボーイ2世はスーツも似合いますが、上着を脱いだシャツ姿も素敵ですね。サスペンダーが渋くて高ポイントです。

タキシードに白シャツでフォーマルな装いのウィリアム・クラーク。でもちょっと襟元を開けて、上手く着くずしているところがかっこいい。胸のポケットのアクセサリーが、ポケット・スクエア (ハンカチ) ではなくてハーモニカというところも憎いです。

キュートなチェックのシャツをクールに着こなすチャーリー・マッスルホワイト。丈が短めなところが洒落ています。しかしこの写真は、いい男が4人そろってシャツですよ!!どうしますか、みなさん (たぶんどうもしない)。欲を言えば、ジューン・コアのシャツが長袖であってほしかったと思います (長袖シャツフェチ)。

やっぱりシャツは長袖で白系統で、ちょうどよい具合に身体にフィットしていてほしいものです。それから、やはり素肌の上に直に着てほしい。先ほどの Fabulous Thunderbirds のクリップでは、マイク・ケラーがシャツの下にTシャツなんか着ていますけれども、これはいけません!骨っぽくて (こちらの女性に人気のマッチョタイプは私は苦手。)、ちょっとシャイでやさしそうな感じ (サインと握手をしてもらった時の勝手な印象。) が私好みでセクシーなのに、なんてもったいない!!!いい男は潔く、素肌の上にシャツを着るべきだと思います。

以上、エロハープブログでした!

2011/05/14

動きがかっこいいハーピスト番付 ・ 予告編

Posted in ハーモニカ以外 tagged , , @ 10:05 pm by Yuki

最近すっかり不定期更新となっているこのブログですが、懲りずに読みに来て下さっている方々、ありがとうございます。

一ヶ月以上ぶりに書いた先日のエントリーは、書いている最中も書いた後もすごく楽しかったんです。それで、「これからはもっときちんとブログを書く時間を作ろう!」 と思っていた矢先、コメント欄でちょっと疲れるやり取りがあって、出鼻をくじかれた感じがしています。ブログをやってコメントを受け付けている限り、様々な人がそれぞれの意見を書き込んで行くのは当たり前のことなので、それはかまいませんし、今回に始まったことでもありません。でも、こういうことがある度に思うのですが、相手のことを何も知らずに、短いコメント欄で相手の顔を見ることもなく議論を (しかも楽器も音源もなしに音楽についての議論を) するというのは非常に難しいです。実体感がつかめない人を相手に議論をするというのは大変で、ネット上のコミュニケーションではそれが普通だということはわかっていはいますが、私はそういうところは古風なんですかね、やはりちと苦手です。「ごあいさつ」 のページに写真とメールアドレスを載せているのも、少しでもフェアでありたいう気持ちと (やはり色々と言いたいことを言っているわけですから。)、読んでくださっている方々の感じる 「実体のなさ感」 を少しでも減らしたいと思っているからです。

更にこれも毎回のことですが、私の書いた事と異なる意見を持つ方々が残すコメントは、攻撃的だったり、感情的だったり、嘲笑的だったり、喧嘩腰だったりすることがほとんどなんですよね。私の文章力のなさがそういったコメントを招いているのかもしれませんけれども (読み返してみて上手く説明できていなかったと思うことは正直よくあります。)、名前を名乗って握手を交わしてからする面と向かっての議論だったら、こういうことも少ない気がします。インターネットってすごく便利で良い面もたくさんありますが、問題点も多いですね。私としてはできるだけ冷静に丁寧に対応しているつもりですが、こういうのはやっぱり疲れちゃいます。

さて、そんなちょっとブルーな気持ちを吹き飛ばすために何を書いたら良いか・・・と考えていて思いついたのは、「いい男について書こう」 ということです (爆)。ずっと前に書いた、「ブルース・ハープ界の色男たち」 というエントリーは書いていてすごく楽しかったし、先日のランディ・バミューデス (Randy Bermudes) についての記事も、書いていてうきうきしてしまいました。いい男達のことを思うのは、人生の楽しみのひとつであります。それで今回は、まあ先日のランディの話からの流れで、「動きがかっこいいハーピスト番付」 というのをやってみたいと思います。もうこの時点でくだらなさ丸出しですね。

しかも今回、タイトルを 「予告編」 としたのは、ランディについてもう少し書きたかったからという、なんとも浅はかな理由からでしかありません (爆)。先日の記事ではまあ、一応音楽についても書きましたが、今回はそんなのは一切なしで、純粋にランディのセクシーさについて書こうというどうしようもない趣向です。「このブログは音楽ブログでは?」 というつっこみは却下します。ということで、本当に本当にお暇な方のみ読んでくださいね。というより、お暇な方でも読まなくて良いくらいの内容のなさです。ランディのファンの方、またはこの間のクリップを見て 「お、これはちょっとかっこいいのでは?」 と思った方なら少しは楽しんでいただけるかと思います。「ただのスキンヘッドに髭の兄さんじゃねーか」 と思った方は、今回はどうぞ読み飛ばしてください。

さてさて、最初のクリップは、スロー・ブルースを演奏するランディ。いや、もう、これは、最初から最後まで素敵すぎ。リズムに合わせてダンスするように動く様子も、ぐっと何かをこらえているような切なそうな表情も。この身も心も音楽に浸りきっている感じがなんともせくしいなんですよね。時々、宙を見つめるその表情も、リズムに合わせて口を動かす様子も素敵。3:42 あたりでチャーリー・マッスルホワイト (Charlie Musselwhite) の方をくっと向いて、じっと見つめるところなんてもう、たまりません。きゃ~。こんなふうに見つめられたら、すぐに惚れてしまう (妄想中)。それから、シャツフェチ (え?) の私としては、袖をちょっとまくっているところとか、首の周りが開いている感じとか、胸の下の皺のより具合とかがかなり良いんです。きゃ~。

Charlie Musselwhite Wendelstein Germany

次のクリップは短いので、みなさん見逃さないようにしっかり見てくださいね (しかし本当に見る人いるんでしょうか、こんなの)。まず、0:28 あたり、1小節目に戻る時のテンションを感じている様子が素敵。きゃ~。それから、0:54 あたりで、たぶんキッド・アンダーセン (Kid Andersen) とアイ・コンタクトを取っているんだと思いますけど、ちょっと眉毛を上げての上目遣い。それから横へ流れるように揺れます。きゃ~きゃ~。素敵です~。

Charlie Musselwhite “Gone Too Long”

この2本のクリップでは、キッド・アンダーセンもなかなか私好みです。スーツに髭、色メガネ (死語?) でワイルドな感じのキッドも良いですが、私としてはそれよりも、今回のクリップの様にさらさらヘアー (これも死語?) とシンプルなシャツでナチュラルな感じ (1本目のクリップ) とか、ちょっとやんちゃな優等生みたいな感じ (2本目のクリップ) の方が良いなあと思います。2本目のクリップの 1:15 あたりで、ランディの方を向いて微笑んで頷く様子もかわいい。そういえば、チャーリー・マッスルホワイトも若い頃はすごくかっこよかったですよね。この方は現在も素敵な歳の取り方をしていると思います。

あ~やっぱりいい男について書くのって楽しいですね (自己大満足)。次回はいよいよ、「動きがかっこいいハーピスト番付 ・ 本編」 です。候補は挙がっていますが、実はまだ順位はつけていません。「どーせ1位はあいつだろ」 と思っているそこのあなた、今回はどんでん返しがあるかもしれませんよ! (あるかな?)

2011/05/06

バックビート、横ノリ – Randy Bermudes について思うこと

Posted in テクニック, ハーモニカ以外 tagged , @ 12:33 pm by Yuki

現在のブルース・シーンで活躍するベーシスト、Randy Bermudes。この方の作り出すグルーヴはすごい。私はバンドで (キーボードをスプリット・モードにして左手で) ベースを弾くことが多いので、人の演奏を聞く時も、意識してベースを聞くことが多くなります。ランディは大好きなベーシストで、彼の演奏からは学ぶことが非常に多いです。ベーシストでなくても、彼の演奏から学ぶことはたくさんあると思うので、今日は彼の演奏とブルースのノリについて書いてみたいと思います。

演奏はもちろん上手いのですが、ランディの場合、それに加えてグルーヴの感じ方が見てわかりやすいんですよね。何て言うんですか、こう、2拍目と4拍目に重みが来て、その間をグルーヴがうねるように流れている感じと言うのでしょうか。そういうブルースのノリの感じ方が、ものすごくわかりやすい。 ブルースというのはまあ、比較的シンプルな音楽ですけれども、その独特のフィーリングを表現するのは案外難しかったりします。そして、ブルースのこのフィーリングを作り出すのに欠かせない要素のひとつが、ノリの感じ方だと私は思っています。

下のクリップは、John Nemeth と演奏するランディ。1:55 あたりくらいからがわかりやすいかと思います。

>John Nemeth & Kid Andersen – Come And Get It

ランディが演奏している様子を見て改めて思うのは、「ブルースというのは、バックビートの音楽なんだよなあ」 ということです。本当に当たり前の話で申し訳ないのですが、でも実はこのバックビートができていない人がけっこう多いんですよね。バックビートというのは、4拍子のオフビート (2拍目と4拍目) を強く感じて演奏するノリのことで、クラシック音楽などの様にオンビート (1拍目と3拍目) を強く感じたり、4拍全てを均等に感じたりしてブルースを演奏すると、ものすごくダサい (死語?) 演奏になってしまいます。それからやはり、縦ノリというより横ノリですね。1、2、3、4、1、2、3、4、、、と、首を縦に振ったり拳を振り上げたりして全てのビートを均等に感じるノリは、ロック (ロックンロールではない) の縦ノリであって、ブルースでこれをやると、所謂 「白人ブルース・ロック」 になってしまう危険性大です。誤解のない様にちょっと説明すると、私が言いたいのは、ロックが悪いということではなくて、クラシックとブルースのノリが違う様に、ロックとブルースのノリも違うのだということです。それから、「白人ブルース・ロック」 というのはもちろん、肌の色の話ではなくて、その音楽の形態の話です。現代では白人でも黄色人でもブラックなブルースを演奏する人はいるし、黒人だからといって、ブルースが演奏できる能力が先天的に備わっているというわけではないと思います。何はともあれ、このバックビート、横ノリというのは、ブルースに限らず、ジャズ、リズム・アンド・ブルース、ロックンロールなど、ブラック・ミュージック全般に共通して言えることだと思います。

次のクリップなんかは、「白人ブルース・ロック」 になりがちな可能盛大の曲ですけれども、そうならずに済んでいるのはランディの力が大きいのではないでしょうか。こういうロック調の曲でも、ランディの演奏はバックビート。そして、ビートとビートの間のうねりが感じられます。

John Nemeth & Kid Andersen – She’s Looking Good

ランディは Kim Wilson 率いる The Fabulous Thunderbirds のベーシストでもあり、私は何度か生の演奏を見ているのですが、グルーヴに浸り切って、ベースを愛でるようにひたすら弾くその姿は本当にかっこいい。ベースを弾いているというより、メイクラブしているかのようなせくしーさで、キムそっちのけでランディに見入ってしまった瞬間が何度もあった私でありました。ああ素敵 (このブログの行き着くところはまたそういう話・・・)。まあそれはともかく、私はそういうランディの姿をイメージして演奏することが少なからずあります。そうすると、良いグルーヴが作り出しやすいんですよね。

関連記事>ブルース・ロックというもの、横ノリ縦ノリについてもう少し