2014/04/07

Paul Lamb のデュオ / レッスン

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged , @ 10:39 am by Yuki

ずっと見たかった、ポール・ラムのデュオのライブに行ってまいりました。バンドのギグはこれまで何度も見ていますが、デュオは初めてです!私は最近、サニー・テリーを始めたこともあり、今回のポールの演奏にものすごくインスパイアされました。

先日も書きました通り、ポールはサニー・テリーのスタイルを12年かけて学んだそうです(いろんな人から10年と聞いていましたが、本人に聞いたら12年とのことでした)。サニー・テリーと数週間を共にしたという、何とも羨ましい経験もお持ちです。

そんなポールなので、そりゃもうサニー・テリーのスタイルでやる曲はすごいです。完コピではなくて、あくまでサニーの「スタイル」での演奏なんですが、自分自身のフレーズを吹いても見事にサニー・テリーでした。

paul_lamb_duo

>The Trench Sessions – Paul Lamb and Chad Strentz perform The Underdog

私は幸運にも、ライブの前にちょこっとレッスンをしてもらいました。会場の外に止めてあるポールのバンの中で(笑)。色々とデモンストレーションして見せてくれたのですが、足をストンプしてリズムを取りながらやるので、バンが揺れる揺れる(笑)。

ほんと学ぶ事てんこ盛りでしたが、やっぱり一番すごいなあと思ったのは、その音色。サニー・テリー独特のあの音色をここまで見事に再現できる人を、私は他に知りません。ポール自身も言っていましたが、サニーのあの「スウィート」な音!ビッグ・ウォルターなどのシカゴ・スタイルの演奏もして見せてくれたのですが、サニーやる時とは音色を変えているのが明らか。しかしポールが言うには、シカゴ・スタイルのプレイヤーもベースとなるのはサニー・テリーだ、とのことでした。確かにね、私が意を決して難解なサニーおじさんを学び始めたのは、「これができるようになったら、他のスタイルの演奏も絶対に上手くなるだろう」と思ったのがひとつの理由です。まあそれより何より、サニー・テリーの演奏が好きだ、というのが一番ですが!

ポールとは何度もライブでお会いしていて、うちの夫がハープ吹きだということをポールがなぜか知っていたこともあり、お話したことはあったのですが、レッスンを受けてみると思った以上に物腰の柔らかい方でした。事前に打ち合わせしておいたのに、レッスン料も要らないと言ってくれ(泣)。私の現在のハープ・ヒーローは、間違いなくポール・ラム!

pl_cds

CDももちろん買いました!デュオの(写真右)と、あと夫がすごい古いやつ(写真左)買ってました。

2014/03/25

Sonny Terry – Joe Filisko と Paul Lamb の場合

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged , , @ 8:19 pm by Yuki

引き続き、サニー・テリーをやっております。もう楽しくて楽しくて、毎日こればっかり。

音楽って、練習ももちろん大切ですが、「聞く」こともそれと同じくらい大切ですよね。ということで、最近はサニーおじさんをよく聞いています。もちろん サニーはずっと前から大好きでしたけれども、自分でやるようになると、聞き方もちょっと変わります。聞いていただけの時は気が付かなかったサニーおじさんのすごさに感動する毎日です。サニー・ボーイ1世のコピーをやっていた時にも感じたことですが、これは楽器を演奏することの一つの醍醐味だと思います。毎日こつこつと練習していることへのちょっとしたご褒美、という感じで嬉しくなります。

それと同時に、最近は、現代のプレイヤーでサニー・テリーのスタイルをやっている人の演奏も聞いたりしています。

サニー・テリーといえばやはりこの方、ジョー・フィリスコ大先生。永遠の憧れです〜。演奏からもその前の話からも、サニーとブラウニーに対するリスペクトが感じられます。次回会うまでにサニー・テリーをいっぱい練習して、ジョーに聞いてもらうのが、当面の私の目標(爆)。

>Joe Filisko & Eric Noden – Whoopin’ the blues

それから、イギリスのハーモニカ・エース(笑)、ポール・ラム。この方のサニー・テリーもすごい。今は教則本/CD/DVDがたくさん出ていますし、ネット上にもたくさんの情報があふれていますが、彼がハーモニカを学んだのは色々な情報がなかった時代なので、全て独学したそうです。そんな若きポールのヒーローだったのが、サニー・テリーとビッグ・ウォルター。現在では独自のスタイルを持っているポールですが、それもこの二人の演奏をがっつり学んだからこそ、という気がします。ブルース・ハープって、ブルース・スケールやブルー・ノート、ヴァンプ、ブルージーなリフなどを使えば、「ブルースっぽい」演奏にはなりますが、それだけだとやっぱりブルースとしては何かが欠けてしまうんですよね。ブルース・ハープのパイオニアのスタイルをとことん学んだ人の演奏は、やはり強いです。ポールが、サニー・テリーの一曲を10年かけて学んだ、という武勇伝(?)は有名です。「どれだけサニー・テリーに似ているか」という面では、ポールの方がジョーよりも近いかなあという気がします。私の知っている限り、サニー・テリーのスタイルでこの人に適うプレイヤーはいない、というくらいすごい。

>Paul Lamb plays a Sonny Terry style harmonica slow blues

サニー・テリーでは、こういうスローな曲の方が、実は難しかったりします。使ってる音はシンプルなんですけどね、どうやってこの独特の音色とフィーリングを出すのかは、今のところぜんっぜんわかりません。

明日も練習がんばります。

2014/02/21

Sonny Terry と Sonny Boy Williamson I

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 自分の録音・録画 tagged , @ 2:18 pm by Yuki

最近練習している曲を、ちょっとまとめて録音してみました。

まずは、しつこく練習しているサニー・ボーイ1世。サニー・ボーイ I の中でも大好きな曲ですが、非常に大変です。ブレス・パターンとか、アタックの仕方とか、3穴ベンドのコントロールとか、ハーモニカだけでも大変なのに、歌の部分も忙しいのであっぷあっぷしちゃいます。唾を飲み込む暇もない(ハーモニカではこれがけっこう重要だったりするのですが)。

それから、去年の暮れから始めたサニー・テリー。基礎はジョー・フィリスコ大先生のインストラクションで学びましたが、耳コピもたくさんしました。これからまだまだ練って行く予定です。やっぱり難しいなあ、サニーおじさん。

そして、またしつこくサニー・ボーイ1世。これも大好きな曲です。サニー・ボーイ I の曲は2曲とも夏ぐらいからやっています。以前の録音に比べたら、だいぶサニー・ボーイっぽくなったかなあ、、、。この人は本当にテクニシャンなので、そんなに難しく聞こえないちょっとしたフィルインとかも実は難しいです。

2014/01/21

ダース・ベイダー、ハーモニカを吹くの巻

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 11:43 am by Yuki

最近、サニー・テリーを練習しているので、家にあるCDやDVDを漁ったり、YouTubeを徘徊したりして、サニーおじさんの演奏を聞き返しています。

で、見つけたのがこのクリップ。元はスター・ウォーズ・シリーズからの、ダース・ベイダーとルークのシリアスなシーンですが、めっちゃ笑えます。ブルースなんかに興味がない人が見てもおもしろいんだとは思いますが、ブルースやブルース・ハープ好きの人、ましてサニー・テリー好きの人が見たら、そのマニアックなツボを激しく突かれること間違いなしです。

何回見てもおもしろい。私はいつも、「ハァーーーーー」のところで爆笑してしまいます。しかし、スター・ウォーズって私は大昔に見たっきりでよく覚えていないんですが、ダース・ベイダーが口につけてるのって何なんですかね?

原曲はこちら。

Sonny Terry – Whoopin’ The Blues

サニーおじさんが見たら喜びそうな気がします。

2014/01/05

Whoopin’ !

Posted in テクニック, ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 4:10 pm by Yuki

皆様、よいお年をお迎えになられましたでしょうか。今年もどうぞよろしくお願い致します!

ハープおたくの皆様の今年の目標は何ですか?私は、サニー・テリー(Sonny Terry)のスタイルを学ぶ!のが目標です。

クリスマスに夫が、ずっとほしいほしいと言っていたジョー・フィリスコ大先生のサニー・テリーのインストラクションをプレゼントしてくれたので、最近はこれに夢中。

sonny_terry

ジョー・フィリスコ大先生のインストラクションは、大変わかりやすいです。模範演奏の音源も付いてくるので、グルーヴ感や音色などは、こちらを聞いて、耳を使って学びます。

とりあえず基本パターンだけ練習していますが、それだけでも38パターンあります。ジョーの説明によると、まずはこの基本パターンで2分以上グルーヴし続けられるように練習する、とのことです。

これがね、やってみるとなかなか大変です。トレイン・イミテーションなんかもそうですが、絶妙なブレス・コントロールが必要となります。なるべくリラックスするように心がけていますが、2分経つ頃には、腹筋とか肩とか首の後ろとかが痛くなってしまいます。パターンや体調(笑)によってはすぐに苦しくなって、2分続かないことも。

それから、サニー・テリーをやるに欠かせないのがwhoopsですが、これもなかなか苦戦。声出しながらハーモニカ吹くのって難しい〜。私がやると、子犬みたいになっちゃいます。毎日こんな音を立てて、お隣さんに変な人だと思われていること間違いなし。

Sonny Terry- Lost John

サニー・テリーでブログの書き初めをできるのは、大変光栄です。皆様にとって、良い一年となりますように!

2012/05/14

ブルースのグラフィティ

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , @ 10:45 pm by Yuki

私の住んでいる街はストリート・アートが盛んで、街のあちらこちらにグラフィティがあります。

例えばこんな感じで。

そしてその中に、こんなのがあります。

夜だったので、写真がちょっと暗いですけど。

グラフィティ・アートでブルースを題材にしたものってあまり見ないので、初めてこれを見た時は新鮮でした。

>Sonny Terry & Brownie McGhee – Walk on

2008/12/22

A Sourcebook of Sonny Terry Licks for Blues Harmonica

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 本 / DVD / 映画 tagged , @ 12:17 am by Yuki

一足早い、自分へのクリスマスプレゼントです。トム・ボール (Tom Ball) によるソニー・テリー (Sonny Terry) の演奏を説明した本。CD付きです。本当は夫へのプレゼントのひとつにするはずだったのですが、昨日、本棚を整理していて、夫はすでにこの本を持っていたことを発見。しかもトム・ボールのサインつき!ショックだ・・・。不本意ながら自分へのプレゼントとなりました。まあ、後で見せてもらおうという魂胆だったのだからいいか・・・。

sonny_terry_book

トム・ボールは、すごく好きなプレイヤーです。初めてライブを見た時は、その饒舌なハーモニカにぶっとびました。すごく気さくな人で、ジェームス・ブッカー (James Booker) の話なんかをして盛り上がったのを覚えています。その後も2度ほどライブを見ていますが、いつ見てもあの饒舌さは健在であります。ハーモニカはもちろんですが、実はギターも上手くて、ギター・ソロのCDなんかも出しているんですよね。

映像は、2003年、ブリストルのハーモニカ・フェスティバルにてのトムの演奏。
Tom Ball at NHL H2003 Festival

tom_ball_guitar

ここからは全くの (しかもかなりアホな) 余談です。映画 「12モンキーズ」 の最後の方で、ブルース・ウィルスがかつらと口ひげで変装する場面があるのですが、その姿がトム・ボールに似ている!上の写真なんてそっくり!私はこの映画がすごく好きなのですが、最後の変装シーンになるといつも、「お!トム・ボール!やっぱり似てる!」 という思いがよぎって、真剣に見られないので困ります。緊迫して、シリアスで、ロマンティックなシーンだというのに。

しかし、テリー・ギリアムってやっぱりすごいですね。「未来世紀ブラジル」 なんて大好きです。 「12モンキーズ」 では、ルイ・アームストロングの 「この素晴らしき世界 (What a Wonderful World)」 の使われ方も良かったです。最後に流れるこの音楽を聴くと、いつもうるうるしてしまいます。

ハーモニカに全く関係ない上に、かなりわかりにくい話で申し訳ありません。

2008/07/31

Paul Lamb

Posted in ハープ日記, ハーモニカ・プレイヤー tagged , , , @ 10:11 am by Yuki

イギリスが誇るブルース・ハープ・プレイヤー、ポール・ラム (Paul Lamb)。ライブは何度も見ていて大好きなのですが、昨日は彼のワークショップがあったので、それに参加してきました。現在、うちの近くでは Gloucester International Rythm & Blues Festival というイベントが行われていて、このワークショップはその一環として行われたものです。ハープ以外の音楽記事は、日常のブログの方に書いているので、興味のある方はそちらをご覧になってください。
Jon Cleary
>The Matt Schofield Trio

さてポールのワークショップは、演奏法を教えるというよりも、演奏をまじえながら、彼がどうやって自分自身でハーモニカを学んでいったかという話をするといった感じでした。バンドのライブではアンプリファイドの演奏が多くて、もちろん私はそれも大好きなのですが、1.5メートルくらいの至近距離で、ソニー・テリー (Sonny Terry) やビッグ・ウォルター (Big Walter Horton)、ソニー・ボーイ2世 (Sonny Boy Williamson II) などのスタイルをアコースティックで演奏するポールを見るのは、とても貴重な経験でした。アンプを使って素晴らしい演奏ができる人は、やはりアコースティックの音色がいいんだよなあ、と改めて感じたのであります。

ポールの話で一番印象に残ったのは、自分の好きな一人のハープ・プレイヤーの演奏を綿密に研究して学ぶと、他のプレイヤーの演奏を学ぶのは比較的簡単にできる、というもの。ポールにとってはそれはソニー・テリーで、ソニー・テリーを必死でコピーしてマスターした後は、それを応用して他のプレイヤーのスタイルも学んでいくことができたのだと言っていました。一人の作曲家の作品を隈なく研究して学んだ人は、他の作曲家の作品を弾いても強いというのは、クラシック音楽でも言われることです。自分にとっての 「この人」 というのを見つけて、そのスタイルをみっちりと学ぶのは大切なことなのですね。私にとっては、ビッグ・ウォルターかなあ。きちんとコピーしたことがあるのはまだ数曲なので、もっと研究しなくては。

ワークショップの後は、マイケル・ローチ (Michael Roach) とポールのコンサートがありました。二人ともマイクもアンプもPAもなしの、純粋なアコースティックの演奏。こういうアコースティックのデュオで演奏するポール見たのは初めてだったので、とて興味深かったです。

その後、マイケル・ローチがワークショップ参加者にも演奏の機会を与えてくれたので、私も彼と一緒に一曲演奏させてもらいました。こういうシチュエーションで演奏するのは初めてだったので緊張したし、反省する点ももちろんあったのですが、とっても楽しかったです。インプロヴィゼイション (アドリブ / 即興) も気持ちよくできて、なんとか意味のあるものになったと思います。家での練習はもちろん大切ですが、ある程度上手く吹けるようになったら、ジャムなどに参加して他のミュージシャンと演奏することも、ブルースでは大切だと思います。そこで失敗したり、家で簡単にできることができなかったり、逆に家ではしたことがないことができてしまったり、そういう経験をして新たな練習の課題ができて行くのだと思います。というわけで、今晩もジャムです!