2012/05/05

Must Be Jelly

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 10:02 pm by Yuki

日本滞在中、こんなことや

こんなことや

こんなことを

毎日続けていたので、見事に太りました!

危機を感じつつもダイエットに身が入らない理由はズバリ・・・

太ると夫が喜ぶ。

これに尽きます。

うちの夫に限らず、こっちの人は、ぽっちゃりした女性をせくしぃ~と言うことが多いです。女性誌 (なんて買わないですけど、買い物に行くとレジの側に置いてあるので、見出しが目に入る。) などでも取り上げられているので、「ぽっちゃり=セクシー」 というのは、男女共通の見解のようです。

ウィリアム・クラーク (William Clarke) の歌にもありますね。

ゼリーじゃなきゃダメなんだ。だってジャムじゃあんなふうには揺れないからね。

>william clarke-Must Be Jelly

原曲は、チャミー・マクレガーがグレン・ミラー・オーケストラのために書いた “It Must Be Jelly (‘Cause Jam Don’t Shake Like That)” だと思いますが、ウィリアム・クラークのバージョンは、その後に続く歌詞もおもしろいです。

あの娘に惚れてるんだ。だってすごくデカくて太ってるからさ。
俺を腕に抱いて、「小さな男の子」 って呼ぶんだ。
彼女は自分のやりたいようにやるんだ。だって俺は彼女のおもちゃだからね。

日本人の私としては、「ゼリー」 と聞いて思い浮かべるのはこういうので、

この曲を聞く度に、スムーチー (smoochy) な音楽に合わせて、頭の中でぷるるんぷるるんとゼリーが揺れるのですが、アメリカ英語で “jelly” というと、なめらかなジャムみたいなもののことを指すらしいです。しかし、ウィリアム・クラークって体格よかったですよね。あの彼を腕に抱いて 「リトル・ボーイ」 と呼ぶって、どんだけでかいんでしょうか、この女性。

ハーモニカの演奏については、6:00 あたりからが特にすごいと思います。長く伸ばす音が、6度、7度、2度、それからやっと1度 (主音) となっていて、この音のチョイスの仕方が最高に気持ち良いです。何度聴いても飽きません。今日はこれ、30回くらい聴きました (爆)。

ウィリアム・クラークって、写真やビデオではサングラスをしていることが多いですが、たまに見るサングラスなしの顔が私は好きです。いい男ですね。どうしてあんなに早く亡くなっちゃったんだろう、と胸が痛くなります。ジョージ・スミスと写っているこの写真は、こちらのサイトからお借りしました。

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2011/06/18

ミュージシャンのシャツの着こなしを見てみる

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, ハーモニカ以外 tagged , , , , , @ 9:16 am by Yuki

先日の記事で、ジェリー・ジェモットがキング・カーティスと演奏しているクリップを紹介しましたが、それを見ていて気づいたこと。

シャツがフリフリ!

タキシードにフリルのシャツにサングラスという着こなし。かっこいいではありませんか。胸元もフリフリ、袖口もフリフリでかわいい!シャツフェチの私としては、いい男が素敵にシャツを着こなしているのを見ると、へろへろになってしまいます。例えば、ランディ・バミューデス。

パープルですよ、パープル!ランディは黒を着ることも多くてそれも似合うのですが、こういう白っぽい色の方が数倍素敵だと思います (白シャツフェチ)。肩から胸にかけての刺繍もかわいい。それにこの、身体の線がちょうどよく出たフィット感。どうですか、みなさん。手を伸ばしてそっと触れたくなりませんか?時間をかけてやさしくゆっくり脱がせたくなりませんか? (たぶんならない。) このシャツを着て演奏しているクリップもあって、これは非常に危険です。こんなのを YouTube に載せてはいけません。好きになってしまいます。刺繍がついた袖口から覗く手と、シャツの身体へのフィット感と、首周りの開き具合にノックアウト! (死語!)

>Fabulous Thunderbirds: She’s Tuff

ハーピストでも素敵にシャツを着ている人がいますね。ちょっと粗雑な着こなしがその攻撃的な表情に合っているリトル・ウォルター。メンチ切っている (また死語?) ヤンキーに見えないこともないですが、この荒々しさはかっこいいです。不良 (死語続出?) の上級生に憧れる中学生みたいな気分になっちゃいます。ウォルター先輩、第2ボタン下さい!

サニー・ボーイ2世はスーツも似合いますが、上着を脱いだシャツ姿も素敵ですね。サスペンダーが渋くて高ポイントです。

タキシードに白シャツでフォーマルな装いのウィリアム・クラーク。でもちょっと襟元を開けて、上手く着くずしているところがかっこいい。胸のポケットのアクセサリーが、ポケット・スクエア (ハンカチ) ではなくてハーモニカというところも憎いです。

キュートなチェックのシャツをクールに着こなすチャーリー・マッスルホワイト。丈が短めなところが洒落ています。しかしこの写真は、いい男が4人そろってシャツですよ!!どうしますか、みなさん (たぶんどうもしない)。欲を言えば、ジューン・コアのシャツが長袖であってほしかったと思います (長袖シャツフェチ)。

やっぱりシャツは長袖で白系統で、ちょうどよい具合に身体にフィットしていてほしいものです。それから、やはり素肌の上に直に着てほしい。先ほどの Fabulous Thunderbirds のクリップでは、マイク・ケラーがシャツの下にTシャツなんか着ていますけれども、これはいけません!骨っぽくて (こちらの女性に人気のマッチョタイプは私は苦手。)、ちょっとシャイでやさしそうな感じ (サインと握手をしてもらった時の勝手な印象。) が私好みでセクシーなのに、なんてもったいない!!!いい男は潔く、素肌の上にシャツを着るべきだと思います。

以上、エロハープブログでした!

2011/01/14

パワフルでスウィンギーなうさぎの後日談 (それと音楽理論について少し)

Posted in ハーモニカ・プレイヤー, 音楽理論 tagged , @ 8:25 pm by Yuki

先日のウィリアム・クラークの記事をアップした翌日、アダム・ガッソー (Adam Gussow) が自身のフォーラムにて、ウィリアム・クラークについて同じ様なことを書いていたのを発見して、驚きました。

アダムが問題にしていたのは、私も先日の記事で紹介した、このクリップ。

William Clarke – Blowin’ The Family Jewels – 1990

「ウィリアム・クラークがこの演奏でダイアトニック・ハーモニカを使っているということが判るまでに、最低でも1分はかかった」 と言って、知的で創意に富んだその演奏を賞賛していたアダム。私も、先日紹介したクリップの中ではこの演奏が一番好きで、夫にクリップを見せて、「ね、これ、ダイアトニックだよね?クロマティックじゃないよね?ベンド音が出てくるまで気づかなかった!」 という話を興奮してしたりしていたので、ちょっとうれしくなってしまいました。記事をアップした日付は、アダムが12月31日、私が1月5日ということで、私とアダムは、同じ時期に同じクリップを聞いて、同じようなことを考えていたということになります。それにしても、このクリップでのウィリアム・クラークの演奏は本当にすごいです。

上手い人の演奏を聞く時、「この人はどういうアプロ-チでインプロヴィゼーションをしているんだろう」 ということに、私はとても興味があります。スケール中心、コード音中心、リック / リフ中心・・・などなど、インプロヴィゼーションの攻め方は色々で、そういう話を他のミュージシャンとするのもまた、ライブやジャムに行く楽しみのひとつです。(しかも私は、ピアノやハーモニカの人よりも、ギターやサクソフォンなど、自分が演奏しない楽器の人の話を聞くのが好きだったりします。)

さて、今回、年男の記事を書くにあたって、ウィリアム・クラークの演奏を改めてじっくり聞き直したわけですが、その間ずっと、「この人はどこまで音楽理論 (セオリー) の知識があったんだろう」 ということに関心がありました。真相はわかりませんけれども、彼のクロマティックの演奏や、今回のクリップの様にそれを (クロマティックのアプローチを) ダイアトニックに適用した演奏、また、そのインプロヴィゼーションのスキルなどを聴く限り、「ウィリアム・クラークはかなりのセオリーを知っていたのではないか」 と (個人的な想像として) 思います。手持ちのリック / リフ、それと直感とセンスに頼るだけでは、こういう演奏はできないのではないかと思うんですよね。少なくとも、コード音とインターヴァルの知識くらいはあったのではないでしょうか。彼がセオリーを知っていたという証拠にはなりませんが、ウィリアム・クラークがギターを弾いているクリップなんかもあります。リトル・ウォルター (Little Walter) もギターが弾けたといいますね。

>William Clarke Plays Guitar

もちろん、理論など知らなくても、素晴らしい演奏をするプレイヤーはいます。キム・ウィルソン (Kim Wilson) なんかは、「セオリーなんか知らない。そんなもの必要ない」 というようなことをインタビューで言っていますし、私もセオリー至上主義というわけでは全くありません。知識は豊富なのに演奏できない批評家肌の人よりは、理論なんて知らないけれどかっこいい演奏ができるという人の方が断然好きです。でも、キム・ウィルソンは現在のブルース・ハープ界を代表する天才的なプレイヤーなわけで、みんながみんなキムの様に吹けるわけではないのもまた事実ですよね。

誰かの演奏をコピーしたり分析したりする時、マンネリ化したインプロヴィゼーションから抜け出して新たなアプローチを見つけようとする時、セオリーは大きな手助けとなります。特に現代では、インターネット、教則本・DVD、レッスンなど、理論的なことを学ぶ機会はいたるところにあるわけで、それを頑なに拒否するのは、怠慢あるいは探究心の欠如という気もしないではありません。キムのようにずば抜けてかっこいい演奏ができれば、もちろん何も言うことはないのですけれども。

ハウリン・ウルフ (Howlin’ Wolf) は晩年、音楽理論を学んだのだといいます。誰かに聞いた話で出典は定かではないのですが、私はこのエピソードが大好きです。昔は現在のように情報があふれていたわけではないので、学びたくても学べなかったということも多かったのではないかと想像します。ハウリン・ウルフのように、キャリアがあり、名声もあるミュージシャンが、その晩年に自らセオリーを学びたいと思ったということは、私をひどく感動させるのです。ミュージシャンを進化させるのは、音楽に対する尽きない好奇心と探究心なんですよね。

2011/01/05

パワフルでスウィンギーなうさぎ

Posted in ハーモニカ・プレイヤー tagged @ 10:02 pm by Yuki

全国のハープおたくのみなさま、遅ればせながら、あけましておめでとうございます!みなさまにとって、実りの多い素晴らしい一年となりますように。

さて、このブログではもはや新年恒例となりつつある 「年男のハーピスト」 ネタですが、今年もまたこれではじめたいと思います。

2011年はうさぎ年ということで、新年一発目はパワフルでスウィンギーなうさぎ、ウィリアム・クラーク (Willliam Clarke) です!

ウィリアム・クラークの生まれた1951年という年は、キム・ウィルソン (Kim Wilson)、ハワード・リヴィ (Howard Levy)、ビリー・ブランチ (Billy Branch) の誕生した年でもあり、ハープ界にとっては多産の年であります。ウィリアム・クラークの他は皆、現役でばりばりと活躍している方々ばかりですね。そう考えるとやはり、彼の早すぎた死を悼まずにはいられません。もっともっと、彼のハーモニカが聞きたかった。ライブだって見たかった。

ウィリアム・クラークの演奏で特筆すべきことは、やはりその革新的なクロマティック・ハーモニカの演奏ではないでしょうか。ジョージ・スミス (George “Harmonica” Smith) の影響ももちろん見られますが、師匠の受け売りではなく、自分のスタイルをしっかりと作り上げた人だと思います。

しかし、巧妙でクレバーなクロマティックの演奏と相反して、彼のダイアトニックの演奏は、複雑なメロディや速吹きなどを用いない、シンプルなものが多いです。

下のクリップでは、1曲目はクロマティック、2曲目はダイアトニックとなっていて、アプローチの違いが聞いて取れます。

WILLIAM CLARKE ~ Blowin’ like hell & Cash money ~ instrumental

だからと言って、ウィリアム・クラークのダイアトニックのスキルがクロマティックのそれに比べて劣っていたのかというと、そんなことは全くなくて、私はこれは (彼のダイアトニックの演奏にシンプルなものが多いのは)、意図的なものだったと思うんですよね。ダイアトニックを演奏する時は、その楽器の特質を生かして、地味なメロディを豊かな音色で派手に歌わせる、というやり方をあえて選んだのだと思うのです。言葉数少なく、ひとつひとつの言葉に表情と重みをもたせるというやり方を。

その証拠に (と言うのもなんですが)、ウィリアム・クラークは、ダイアトニックを使ってのスキルフルな演奏も残しています。これらの演奏での音のチョイスはクロマティックの演奏のアプローチにに近いですね。

William Clarke – Blowin’ The Family Jewels – 1990

William Clarke / Your Love is Real

恐るべしウィリアム・クラーク。間違いなく、ブルース・ハープの歴史に残るべき一人だと思います。これは全くの個人的推測なのですが、デニス・グルンリング (Dennis Gruenling) のジャンプ・ブルースも、ウィリアム・クラークがいなかったら生まれなかったかもしれない、などと思ったりもします。

新年はウィリアム・クラークからはじめよう、というのは前々から決めていたのですが、いざ書き始めてみると思ったように筆が進まなくて、また書きながら彼の音楽に聞き入ってしまったり、分析してしまったりして、一足遅れた新年のご挨拶となりました。今年もこんな調子でマイペースでやって行く予定ですが、またよろしくお願いいたします。

2008/08/04

One More Again! – William Clarke

Posted in CD tagged , @ 1:07 pm by Yuki

先日のビッグ・ウォルターのニュー・アルバムに続いて、今日はウィリアム・クラーク (William Clarke) のニュー・アルバム。その名も One More Again!

ウィリアム・クラークは大好きなプレイヤーです。分厚い音色で攻めるマッチョな演奏。この人のアルバム / 曲で “Blowin’ Like Hell” というのがありますが、彼のハープは正にそんな言葉がぴったり当てはまります。こういう目一杯吹きまくるような演奏は、かなり上手くやらないと耳障りなだけなのですが、そこをうるさいだけの音楽にならないように巧みに仕上げるところが、この人の力量だと思います。

彼のソロは、ロングトーンで攻めるシンプルなものが多いのですが、たまに、速いリフやリックを素晴らしく吹いている曲もあります。そんな演奏を聞くたびに私は、ウィリアム・クラークは速く吹くこともできたけれど、あえて猛烈な音色で奏でるロングトーンを使って演奏することを好んですることが多かったのだろうな、と思います。そういうところが、私が彼を好きな理由です。

さて、このアルバムは1993年に録音されたもので、ウィリアム・クラークの妻、ジャネットさんによって最近プロデュース / リリースされたものです。 ジャネットさんはウィリアムが亡くなった後、彼のCDやDVDをリリースしていて (販売は娘のジーナさんが手がけていることが多いです。)、これはファンにとってとてもありがたいことです。

素晴らしい音色のクロマティックとダイアトニック。見事なフレージングの歌。気持ちの良いウェスト・コースト・ブルース、、、ああ、かっこいい。これまでにリリースされた曲も数曲入っていますが、アレンジが違うので、ファンとしてはその違いを楽しむのもひとつの喜びです。

更に注目すべきは、ギターのアレックス・シュルツ (Alex Schultz)。今年の5月にブルース・フェスティバルでライブを見て以来、大好きになったギタリストです。味のあるソロも最高ですが、バッキング・アップもものすごく上手い。私はギターは弾かないのですが、ミュージシャンとしての彼のアプローチは、とても勉強になりました。

彼の演奏は冷静すぎるという批判をする人もいるようですが (しかし批判というのはどこにでもあるものですね。)、私は目の前で演奏するアレックスを見て、彼のギターと音楽に対する愛を感じました。多くの有名なミュージシャンと共演しているものすごい人なのですが、話した感じは素敵なジェントルマンで、そんなこともあって、私はアレックスの大ファンになってしまったのであります。

One More Again! はこちらで購入できます。

Alex Schultz の MySpace のページ。彼の音楽が聴けます。
Alex Schultz (MySpace)